JR直営の印刷場名は国鉄時代の印刷場名を使用します。
10年以上前に御紹介した券も再度御紹介しようかと思います。
古紙蒐集雑記帖
相模鉄道 硬券入場券 ~その3
引き続き、相模鉄道の硬券入場券を御紹介いたしましょう。
今回で本線を全線走破の予定です。
13駅目は瀬谷駅です。
同駅の券も山口証券印刷調製のものです。
14駅目は大和駅です。
同駅は小田急江の島線と東急田園都市線との連絡駅で、途中駅では一番の規模を誇ります。
硬券入場券は定期券売場での発売となっています。
大規模な駅ですが、二俣川駅とは違い、山口証券印刷調製のものとなっています。
15駅目は相模大塚駅です。
関東交通印刷調製の新券ですが、今までのもの(平沼橋・和田町・二俣川)とは違い、「客車内に立入ることはできません。」の表記が大きくなっており、ここに来て初めて目にする様式です。その後買い進んでいったところ、この様式は他にゆめが丘駅にしかなく、もしかすると一番新しい様式なのかもしれません。
16番目はさがみ野駅です。
ここは山口証券印刷調製のものとなっています。
17番目はかしわ台駅です。
同駅は車両工場が併設されている駅であり、次の海老名駅との間に相模国分信号所があり、厚木線(貨物線)との分岐駅となっています。
関東交通印刷調製の新券で、「客車内に立入ることはできません。」の表記の小さい様式です。
18番目は本線の終着駅である海老名駅です。
山口証券印刷調製の券で、定期券売場で発売されています。
今回で、相鉄本線分がコンプリートされたことになります。
次回はいずみ野線に進みます。
相模鉄道 硬券入場券 ~その2
前回に引き続き、相模鉄道硬券入場券の話題です。
7駅目である上星川駅のものです。
山口証券印刷調製のもので、若干保管状態に難があり、シミが発生しています。
小田急電鉄や京浜急行電鉄の硬券入場券末期の時期、よくこのようなシミだらけの券が出てきて残念な思いをした記憶があります。
8駅目である西谷駅のものです。
同駅はホームの上を東海道新幹線の高架が跨っている構造で、ホーム上に高架の桁がある駅です。
JR線・東急線との相互乗入れが実施されると、同駅から羽沢駅(仮称)方面への新線が開業し、分岐駅となることとなっており、今後の発展の楽しみな駅です。
9駅目である鶴ヶ峰駅のものです。
山口証券印刷調製のものです。
10駅目である、いずみ野線との分岐駅の二俣川駅です。
定期券売場での発売となっています。同駅はいずみ野線との分岐駅であり、同線途中駅では大和駅と並ぶ大規模な駅となっています。
同駅の券は日本交通印刷調製と思われる新券となっています。
11駅目である希望が丘駅の券です。
同駅といずみ野線ゆめが丘駅間には硬券の「ゆめきぼ乗車券」が設備されており、受験シーズンになると「お守り縁起きっぷ」として受験生に人気があります。
また、通常発売の硬券乗車券としては関東大手唯一の存在となっています。
12駅目のである三ツ境駅の券です。
山口証券印刷のものとなっています。
では次回で相鉄本線をコンプリートしたいと思います。
相模鉄道 硬券入場券 ~その1
拙ブログ11月11日エントリーの「相模鉄道 相鉄・鉄道全線 1日乗車券」にて同社が期間限定で発売した1日乗車券を御紹介いたしましたが、この乗車券を購入した目的は、各駅で発売されている硬券入場券をコンプリートで購入することでありました。
同社では、本線およびいずみ野線の全駅でB型無地紋の硬券入場券を発売しています。同社HPでも硬券入場券を発売していることが告知されており、今なら確かに全駅分をコンプリートすることが可能です。
小田急電鉄や京浜急行電鉄が硬券入場券を発売中止したことは記憶に新しいことですが、現在、関東大手の私鉄線において、全線・全駅に亘って硬券の入場券を発売しているのは相模鉄道だけとなっています。
大手とは言えませんが、最近では東京臨海高速鉄道(りんかい線)が全駅で硬券入場券を発売開始しておりますが、数年後にはJR線や東急東横線との相互乗り入れを控えている同社の硬券入場券も、決して安泰とは言えないものがあります。
では、数回に亘り、同社で発売されている硬券入場券を御紹介いたしましょう。
横浜駅のものです。
これは定期券発売窓口にて発売されているものです。窓口には硬券入場券を発売しているような案内はありませんが、購入を申し出れば、すぐに発売してもらえます。
B型無地紋の券で、山口証券印刷調製と思われます。同社の入場券は左上に括弧書きで「(相模鉄道)」と社名表記があり、その右にやや大きな活字で「普通入場券」の表記があるものとなっています。
こちらは2階出札口で発売されているものです。
横浜駅のみ発売箇所が2ヶ所あり、2階で発売されているものには発売箇所名の前に「〇S2」の符号があります。
確か、「〇S2」というのは定期券売場の2番窓口であったような気がしますが、定期券窓口では符号のないものが発売されており、本来の窓口から移管されてきているものと思われます。
次は、1駅目の平沼橋駅のものです。
同駅のものは横浜駅のものとは違う様式で、券紙がやや白く、活字にも違いがあります。定かではありませんが、関東交通印刷で調製されたものと思われます。
恐らく、従来の山口証券印刷調製の券が売切れて、新様式のもので補充されたのではないかと思われます。
次は3駅目の西横浜駅のものです。
駅名だけ見ると横浜駅の次の駅のような錯覚を受ける同駅ですが、横浜駅との間に平沼橋駅1駅があります。
次は4駅目の天王町駅のものです。
こちらは横浜駅同様、山口証券印刷調製と思われる様式です。
次は5駅目の星川駅のものです。
同駅は高架化工事の真っ最中で改札口が2ヶ所ありますが、改札口では発売されておらず、定期券売場1箇所での発売となっています。
次は6駅目の和田町駅のものです。
同駅の券は新様式の券となっており、様式としては平沼橋駅のものと同じものです。
次回に続きます。
次ページ » |