東山に青蓮院というお寺があります。
歴史も古く、格式も高いお寺で、すばらしい庭園もあります。
そしてここにあるクスノキは、京都市の天然記念物に指定されています。
非常に大きなクスノキで、見上げると圧倒される感じです。
京都は今、夏真っ盛りという暑さの中にあります。
暦の上ではもう秋なんですけど。
そんな暑さの中、京都散策などするのは、大変。
そんな時、この青蓮院の前を通りかかると、ほっとします。
クスノキが日陰を作ってくれているのです。
壁の白と影の黒、そのコントラストが印象的な光景を演出しています。
夏の強い日差しこそ、このコントラストをより強調するわけです。
夏だからこそ楽しめる風景の一つだと思います。
さて、この青蓮院ですが、もう一つ有名なものがあります。
それが不動明王像で、国宝に指定されています。
青不動と呼ばれる、大変由緒正しい絵です。
この秋、これが一般公開されます。
青蓮院にての公開は史上初めてのことといいますから、この機会を逃したくないところです。
9月からのことですので、夏の日陰のコントラストは見ることができないでしょうけど。
”あいらんど”