京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

いつもの景色

2009-12-16 | インポート

平安神宮の前に露天のお店が並んでいますが、皆様はご存知でいたか?
いつも前を通っていると、当たり前になってしまって、今日はお客様が多いな~くらいにしか見ていないことが多いことに気がつきました。
改めて眺めていると、なるほど今は京都のお土産も変わってきて、キーホルダーに「京都」と書いてあっても誰も買おうとしないな~と館内の売店の事と比べてみました。
京都限定!なんてもう古いといわれてしまい、安くて見栄えが良くてもらっても邪魔にならなくて、喜んでもらえるものを自分基準でさがしているのが今は、有名なもの、誰もが知っているものになってきているそうです。

小学生の時に修学旅行で買ってきたお土産が、40年たった今も両親の家のガラスケースに入っているのを見ると、なにか複雑な思いになります。
大切な人に気持を送るお土産、 語源は-------「土産は、その土地の産物が本来の意味で、「とさん」や「どさん」といった。
みやげの語源は、よく見て選び、人に差し上げる品物を「見上げ(みあげ)」といったことから、「見上げ」が転じて「みやげ」になったとする説」もあるとか。
誰に差し上げるのかも大切ですが、旅のお土産は無事に帰って、旅の話をするのがお土産なのかもしれませんね。
露店で売られている商品も平安神宮で買ったものと言う値打ちがつけば、何物にも代えがたいお土産になるのでしょうか。  A

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