サッカーのワールドカップの開幕が近づいてきました。
世界のスーパープレイヤーが顔をそろえる大会に、世界中が注目しています。
この京都からも、松井大輔選手が日本代表に選ばれ、こちらでは注目を浴びています。
さて京都の各神社には、八百万、数多の神様が祀られているのは今更いうまでもありません。
その中に、サッカーの神様、というのがおられるのです。
もちろん、厳密に言うとサッカーの神様ではないんですけれど。
時節柄、サッカーの神様、として取り上げられることが多いです。
その神様の祀られている神社というのが、白峯神宮です。
ここの本社に祀られているのは、崇徳・淳仁の両天皇です。
が、これはサッカーとは何の関係もありません。
サッカーの神様は、ここの摂社に祀られている、精大明神という神様です。
この精大明神神社は、球技全般の神様とされてます。
それが特にサッカーの神様とされるようになったのは、この神社のある土地に由来します。
この神社のある土地には、かつて飛鳥井家という貴族のお屋敷がありました。
この飛鳥井家というのが、実は蹴鞠(けまり)の宗家なのです。
蹴鞠、といえば、鹿の皮でできた鞠を蹴りあう競技です。
精大明神が祀られたのは、そこに由来し、故に、特にサッカーの神様と言われるわけです。
お気に入りの選手の活躍や、代表チームの勝利を祈願してみてはいかがでしょう。
ところで、日本サッカー協会のエンブレムをご存知でしょうか。
今ではよく知られるようになりましたが、それは八咫烏(ヤタガラス)という神話に登場する鳥です。
この八咫烏というのは、神武天皇を熊野から奈良へと案内したといわれます。
そのため、熊野神社の護符などに、この八咫烏が描かれていたりします。
京都にもいくつか熊野神社があり、そこの護符にも、八咫烏が描かれています。
サッカー観戦のお供にしてはいかがでしょうか。
”あいらんど”