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京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

「京都」と言う言葉の響き

2010-06-17 | インポート

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季節の想いをこめて一ひねり  上野 薫

夏近し 芸妓舞妓のごあいさつ  京丸うちわの  出荷がピーク

初夏の花 京都の花街初げいこ  合同公演 あでやか舞踊

金閣寺 岩沢画伯の障壁画    客殿に納め 趣き新たに

新緑の大原一帯 大原女が    伝統の美を 今に伝える

勇壮な 流鏑馬(やぶさめ)妙技 声援が  新緑映える 城南宮で

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京都の右京区にある梅宮大社では、見ごろを迎えているのが“花菖蒲”です。

ここには有名なパワースポットで子宝の石:”またげ石”(またぐと子宝に恵まれるといわれています)があります。
何も子宝だけではなく、命を宿す、守る、意味が込められているそうです。
 

境内には9千株の花菖蒲が紫や白の花を咲かせています。 

是非一度チャンスを逃さないように行ってみて下さいね。 

そして、世界中でも色々な地域により命を守るための、運動が盛んに行われていることも知って欲しいと感じます。

「花鳥風月」                            

日本にある言葉には「風花雪月」「花鳥風月」「雪月花」など、色々な言葉がその自然を表しています。

京都北部の天橋立を自然の中であらわしている言葉にもあり、 

「春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえて冷(すず)しかりけり」 

<道元禅師>

日本三景:天橋立=雪、松島=月、宮 島=花(紅葉を花に見立てて)
日本三名園:兼六園=雪、後楽園=月、偕楽園=花(梅)
とあるそうですが、この「花鳥風月」の中には見方によってこんな願いも込められている事です。
 

<花>植物です。人間とは違う形ですが存在して地球を共有する、大切な仲間です。花木は自然景観を作っています。
<鳥>動物です。人間により近く、自然の中で暮らす存在で私達と同じように生きています。
<風>自然です、自然の中にあるものすべてがこの中に入っています。
<月>地球が宇宙の中のひとつの存在であることをいつも思い出させてくれるのが月です。そして時間の流れを感じさせてくれるのも月なのです。
 

まさに自然環境を守り育てる言葉がこれなのかもしれませんね。 

京都は社寺仏閣も有名ですが自然環境も他の地域と同じように豊かです、この自然環境を「花鳥風月」の意味を知りつつ、いつまでもまもりたいものです。

松井でした(^_-)-