http://www.kyokanko.or.jp/huyu2012/2012huyutabi_1.html
今年も、京の非公開文化財を拝める季節がやってまいりました。
大河ドラマ「八重の桜」の放映記念として、主人公である新島八重ゆかりの寺や、門跡寺院、尼門跡寺院を中心に、様々な文化財の数々が、期間限定で特別公開されております。
今や恒例、非公開文化財の顔ともいえる「東寺五重塔」「知恩院三門」を筆頭に、14もの寺がラインナップされており、
初公開!妙心寺「大庫裏・経蔵」や
25年ぶり!仁和寺「金堂・五重塔」
など、久しく閉ざされていた空間、秘仏、文化財を公開する寺も少なくありません。
その中でも小生が是非に馳せ参じたい空間がコチラ。
実に12年ぶりの公開!妙心寺は「東海庵」に御座いまする。
えっ?地味?
ええ、地味です。
だが、滋味です。
ちっともキラキラしとりまへんのんえ。
でも私めは、大仙院から庭園観賞の美に浸る心の安寧、石砂の静寂に目覚めて以来、
この「七坪の空間に一直線に並ぶ七個の石と、波紋を描くような白砂が印象的」(←資料の受け売り)な東海庵の公開を心待ちにしとりましたんどすえっっ!!!
し、、、渋い。渋すぎる。。
う、、、美しい。。。
これはもはや「市中の山居」を超越した「市中の宇宙」です。
河原から大きい石7個拾ってきて、家の庭に砂まいてこしらえてみよかな(無理)
理由はどうあれ(←自分のフォロー)、心の内に眠る、小さな夢や憧れや望郷を胸に抱いて(←大袈裟)、秘められた京の美を訪ね、秘宝と向き合ってみるのも、心身に響き残るなにかが生まれ新たな自己の発見にも繋がり、心象風景を豊かにする(←大袈裟part2)のではなかろうか、と思ったりする今日この頃です。
関〇