京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

初公開の頂妙寺へ

2015-03-10 | 京都案内

京の冬の旅で特別公開中の頂妙寺へ行って参りました。
琳派400年記念で今回が初公開となります。
頂妙寺に縁のある人物の1人が俵屋宗達です。
宗達の作品で特に有名なものは建仁寺の「風神雷神」でしょう.

俵屋宗達筆「牛図」(重要文化財)は
下地が乾かないうちに墨を入れる、たらし込み技法により
牛の逞しい筋肉が描かれております。

 

仁王門には運慶・快慶の作と伝わる多聞天(毘沙門天)と持国天が安置されており、
この門の前の通りの名「仁王門通」の由来にもなったとの事です。
向かって門の右手には墓所があり、俵屋宗達のものとされるお墓もあります。
「髭文字」と呼ばれる独特の書法で「南無妙法蓮華経」と書かれてありますが、
これは日蓮が書いた書法を真似て受け継いでいるとの事。

 

頂妙寺は当館から徒歩5分
3月18日までの公開です。

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