京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

初詣~六波羅蜜寺

2017-01-05 | 京都案内

新年明けましておめでとうございます。
今年も、私ども石長松菊園、お宿いしちょうをご利用賜ります様お願い申し上げます。
また、いしちょうブログ「京のおさんぽ」も併せてお読みいただきます様お願い致します。

さて、今年の初詣は神社ではなく京の古刹の一つ六波羅蜜寺です。
六波羅蜜寺は東山区にある真言宗智山派のお寺です。





開基は空也上人で、本尊は国宝・十一面観音立像。また、西国三十三所第十七番札所ともなっています。
御本尊は秘仏とされ、12年に一度辰年に御開帳されます。
宝物館では、六体の阿弥陀仏が口から出ている空也上人立像や、平清盛座像(いずれも重要文化財)をはじめ、
平安・鎌倉期の木像彫刻が収められています。
門の横にはパネルが展示されておりました。



同寺では正月三が日の間、開基の空也上人が疫病が流行した際、薬湯を病人に飲ませたら平癒したという寺伝に因み、
1年の無病息災を願い、梅干しと結び昆布入りの「皇服茶」(おうぶくちゃ)の授与があります。(300円)





京都ではお正月には縁起の良い「大福茶」をいただく習わしがあり、そのルーツが六波羅蜜寺の「王服茶」です。
また境内の弁財天は「都七福神」、弁財天にあたり、弁財天吉祥稲穂が無料であり、六波羅蜜寺の赤いお札を付け頂けます。
また有料にはなりますが、参拝者は宝船や熊手など縁起物を付けるなどしてたいそう賑わっておりました。





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