京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

京の冬の風物詩「大根(だいこ)炊き」~了徳寺

2018-12-10 | 京都案内

京都に冬を告げる「大根炊き」は千本釈迦堂はじめ、市内各地の寺院で行われる年中行事。
この時に炊かれた大根を食べると中風にかからないと言われています。
右京区鳴滝の了徳寺で報恩講(12/9.10)に合わせて「大根炊き」が行われました。

 

 

 

 

 



了徳寺の「大根炊き」は浄土宗開祖、親鸞上人がこの地を訪れた時に、村人が塩炊き大根でもてなしをしたことから始まったとされ、通称「大根炊寺」とも呼ばれる。
境内では大鍋に薪で炊かれた大根が振る舞われ、中風除けを願う参拝者で賑わいました。

千本釈迦堂、三寳寺、妙満寺の大根炊きは終わりましたが、松尾の鈴虫寺では12/15,16、三十三間堂東の法住寺は年を越して1月13日に、
大原の三千院では2月初午の前後にに行われます。

京都好き男 細木