京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

想いを馳せる

2010-06-03 | インポート

久方振り雲ひとつない五月晴れ

まぶしいくらいのありがたき陽光.

連峰の濃淡の青 冴え渡り

五月の太陽 まぶしく照りて.

澄み渡る真っ青な空上に見る

若葉が風が 頬にさわやか.

この春の異常な気象が気に懸り

田園の上 飛ぶ鳥見えず.

晴れ渡る 心地さわやかな苗植える

田植機の音 一段と高く.

新緑の美しい季節から、間もなく梅雨の時期が訪れるこの頃です。

そんな中、京都市内を走る叡山電鉄は出町柳駅からほとんどが地下でなく地上を走っているので、その新緑の木々などがそよぐ風にさわさわと揺れる姿を見ながら鞍馬山まで通じています。

市内の方々もこの季節や紅葉、桜など自然を楽しみながらのハイキングや散策に出かけておられるのを良く聞きます。

もうひとつ京都市内中心部にある嵐電も有名な私鉄電車ですが、こちらは嵐山までの曲がりくねった住宅街の中を走ってゆく光景が、本当に庶民的で窓から見る風景も毎日のように変わって見えますよ。

どちらも、終点は有名な観光名所なので、春と秋はいっぱいの人ですが、この時期はゆっくりと楽しめるのでお勧めです。

調理部 上野 松井の連作にしました。

Cimg9268  Img_5372