京都洛北の大原は、三千院や寂光院など、よく知られた寺院が揃う観光スポット。
特に女性の一人旅が何となく似合うところ。
その中の一つ、実光院は三千院の門前の道を奥に進んだ津川の流れの近くにある勝林院の子院。
実光院には観賞式庭園と回遊式庭園の二つの庭があり、観賞式庭園の主庭「契心園」は、
津川より水を引く心字の池を中心とし、築山の松は鶴を、池の島は亀を表しています。
客殿から抹茶と和菓子を頂ながら庭を眺めていると、しばしの静かな空間にほっとします。
また、時折流れてくる魚山声明の音曲がより一層趣を醸し出します。
客殿の西に広がる回遊式庭園は自由に散策が楽しめます。
庭園の西北には茶室「理覚庵」を配置されています。
今回私が特に紹介したいのは、庭園中央に植えられた「不断桜」。
不断桜は初秋から翌年春にかけて花が咲く、珍しい桜です。
錦秋の季節には桜と紅葉、冬には桜と雪の素敵なコラボレーションが楽しめます。
実光院の庭園には四季折々に花を咲かせる150種の山野草が植えられていて、それぞれに楽しめます。
今は、椿、南天、千両や万両が見頃です。
京都大原に行かれた折には実光院にも是非どうぞ。
拝観料はお抹茶付きで700円です。拝観のみで500です。
京都好き男