北海道新聞 12/11 05:00
道議会環境生活委員会は10日、自民党・道民会議の道見泰憲氏(札幌市北区)が委員会でアイヌ民族政策に関し「甘やかしている」と発言したことを巡り、同氏の申し出を受け議事録を「過保護にしている」と訂正することを決めた。撤回を求めた議員は、発言の趣旨が変わっていないとして批判している。
委員会後、道見氏は取材に対し、訂正した理由を「委員から指摘され、ほかの言葉でも言いたいことを伝えられるので申し出た」と説明した。
これに対し、撤回を求めた民主・道民連合の広田まゆみ氏(札幌市白石区)は取材に「アイヌ民族をひとくくりにして否定的に表現したヘイトスピーチ(憎悪表現)に近い発言に変わりない。削除に至らない道議会の現実は残念だ」と話した。
道見氏は11月24日の委員会で、道の政策に関して「アイヌの人々を甘やかしているのは、国であり、道であり、アイヌの人々自身ではないか」と述べた。(酒井聡平)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/490517
道議会環境生活委員会は10日、自民党・道民会議の道見泰憲氏(札幌市北区)が委員会でアイヌ民族政策に関し「甘やかしている」と発言したことを巡り、同氏の申し出を受け議事録を「過保護にしている」と訂正することを決めた。撤回を求めた議員は、発言の趣旨が変わっていないとして批判している。
委員会後、道見氏は取材に対し、訂正した理由を「委員から指摘され、ほかの言葉でも言いたいことを伝えられるので申し出た」と説明した。
これに対し、撤回を求めた民主・道民連合の広田まゆみ氏(札幌市白石区)は取材に「アイヌ民族をひとくくりにして否定的に表現したヘイトスピーチ(憎悪表現)に近い発言に変わりない。削除に至らない道議会の現実は残念だ」と話した。
道見氏は11月24日の委員会で、道の政策に関して「アイヌの人々を甘やかしているのは、国であり、道であり、アイヌの人々自身ではないか」と述べた。(酒井聡平)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/490517