先住民族関連ニュース

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アイヌ語話者数把握せず 紙議員への答弁書で政府

2020-12-21 | アイヌ民族関連
赤旗 2020年12月20日(日)
 日本共産党の紙智子参院議員が提出した「アイヌ語の話者を育てる支援策」に関する質問主意書について、政府は15日、答弁書を決定しました。
 アイヌ語はユネスコ(国際連合教育科学文化機関)が公表している「消滅の危機にある言語」に含まれます。
 質問主意書は「アイヌ語は文字がないことからアイヌ語の話者を育てることが緊急の課題になっている」とし、▽話者が極めて少ないと認識しているか▽アイヌ語を母語として語れる話者は何人いるか▽アイヌ語の授業を取り入れている学校数を把握しているか▽アイヌ語の話者を育てる国の政策、計画―を明らかにするよう要求。答弁書はアイヌ語が「存続の危機にある」と認めたものの、「話者の人数は把握していない」「授業に取り入れている学校数は把握していない」などと回答。話者を育てる施策も「アイヌ民族文化団体を通じたアイヌ語の指導者や話者の育成に取り組んでいる」と述べるにとどまりました。
 答弁書を受け取った紙氏は、「アイヌ施策推進法ができたのに、国の政策は極めてお粗末だ。アイヌ語で日常生活できる人は、高齢者で10人を切っていると聞く。アイヌの伝統習俗を禁止し、民族固有の言語を奪った同化政策への謝罪がないことが対策の遅れにつながっている。具体化を求めたい」と語りました。
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik20/2020-12-20/2020122002_02_1.html

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アイヌ文化の魅力紹介 道、バンコクでトークショー開催

2020-12-21 | アイヌ民族関連
北海道新聞 12/20 23:42 更新
【バンコク森奈津子】アイヌ民族の文化を紹介するトークショーが18、19の両日、タイ・バンコクの北海道料理店で開かれた。
 北海道への旅行者が多いタイ人にアイヌ民族への関心を持ってもらおうと、道が開催。2日間で計100人が参加した。
 「ほっかいどう応援団会議」の応援大使を務める歌手ジャンチャンさんが、胆振管内白老町の「民族共生象徴空間(ウポポイ)」などを紹介。昨秋に白老町を訪れた際に体験したアイヌ刺しゅうについて「自然と共生する民族の世界観が表現されたすてきなデザインだった」などと語った。
 会場の「北海道レストラン原始焼と釜飯エカマイ店」はアイヌ民族料理も提供しており、参加者にオハウ(汁物)などが振る舞われた。19日に参加したケイさん(35)は「アイヌ民族に興味を持ったので、新型コロナウイルス感染が落ち着いたらウポポイへ行きたい」と話していた。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/493790

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<Cool!しりべし>「新雪谷ってどこですか?」 梅冠男

2020-12-21 | アイヌ民族関連
北海道新聞 12/20 15:19
 ニセコ町の英語表記は「NISEKO」。それでは中国語は?
 「ニセコ」はもともとアイヌ語で、全国でも珍しいカタカナ表記の地名です。1964年に狩太町からニセコ町へと改名して以来、中国語表記は長い間ありませんでした。2000年代に入り中華圏の旅行客が増え、旅行業者は「二世古」「二世谷」などと名付け始めました。中でも最も広まったのが「二世古(アールシーグー)」です。
 ただ「二」や「古」という漢字は、中国人に良い印象を与えません。「一番ではない」「新しくない」というニュアンスがあるからです。そこで町は、将来の外国人客増加を見越して04年、正式な中国語表記を「新雪谷(シンシュエグー)」と定めました。
 「新雪」はニセコの雪質の良さを表し、「谷」は「渓谷」「村落」という意味。実に絶妙で、スキーリゾートを宣伝するのにこれ以上の名前はないと思います。
 町は現在、さまざまな方法で「新雪谷」を売り出し中です。行政や観光関連の文書で使うのはもちろん、民間企業にも使用を働きかけています。例えばスキーリゾート「ニセコビレッジ」は、パンフレットなどの中国語表記を「新雪谷」に改めてくださいました。
 私も国際交流員としてSNSへ投稿したり、国際会議でアピールしたりと、「新雪谷」が浸透するよう努力しています。でもスキー客などに「二世古」が定着し、継続使用する企業も多いのが実情です。
 ニセコを訪れた中国人客が「新雪谷」と聞けば、けげんそうにこう尋ねることでしょう。「新雪谷ってどこですか。初めて聞きました」。町を挙げて頑張らなければいけませんね。(ニセコ町国際交流員=中国河北省出身=)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/493742

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「グルメがうなる小麦」PR ルルロッソ消費拡大へ留萌振興局

2020-12-21 | アイヌ民族関連
北海道新聞 12/20 13:00
 【留萌】留萌振興局は留萌、小平の2市町で生産されている超強力粉用の小麦、ルルロッソの知名度アップと消費拡大を図るため、誕生秘話や商品を提供している店の紹介を記したチラシとポスター、ミニのぼりを制作した。中でもルルロッソを扱う店を紹介したチラシはこれまでなかったといい、振興局農務課は「チラシに載っている店を巡っていろいろな商品が開発されていることを知ってほしい」と期待している。
 チラシに書かれた誕生秘話などによると、パスタに適した小麦を作ろうと2009年に生産が始まったルルロッソは「小麦本来の強い香りと鮮やかな夕日色の穂を持つ」ことから、アイヌ語で留萌を意味する「ルルモッペ」と、赤のイタリア語「ロッソ」をかけあわせて名付けられた。翌年、生産者や製麺業者などで「留萌・麦で地域をチェンジする会」が発足し、今では8人が約30ヘクタールを栽培している。
 A2判のポスターと高さ約30センチのミニのぼりには大きく「RuRu Rosso」と書かれ、赤い穂が立ち並ぶ小麦畑の写真や、ルルロッソを使った各種商品が紹介され、「グルメをうならせる極上の小麦」とPRしている。10月、それぞれ100枚制作し、商品を扱っている店などに配った。
 4千部作ったチラシには、誕生秘話のほか、ルルロッソを使った料理が食べられる店やパスタなどの製品を買える商店を留萌管内、札幌市、東京都などの地域別に紹介している。また、つけ麺、ドーナツ、ラーメンサラダ、バターケーキなどの写真も載せた。農務課は「パスタ類だけではないことをアピールしたかった」と話す。事業費は約25万円。
 問い合わせは振興局農務課(電)0164・42・8480へ。(高橋浩志)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/493718

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異民族の共生は可能 東北のアイヌ語地名を取材し本に 筒井功さん(民俗研究者)

2020-12-21 | アイヌ民族関連
東京新聞 2020年12月19日 14時46分
 千葉県野田市の江戸川の土手を歩いた。冬の厚い雲が空を覆っていたが、上流のさらに遠くに筑波山が望めた。
 「『ノダ』という地名は、低湿地という意味の『ニタ』『ヌタ』から来ています。川沿いのこの辺りは昔から、雨が降るとすぐに水浸しになったのでしょう」。民俗研究者の筒井功さん(76)は地元の地理にも詳しい。
 定住農耕社会からはみ出した漂泊民の暮らしを知ろうと、土地の名前や人々の記憶の中に手掛かりを求めて各地を訪ね歩く「旅する研究者」だ。昨秋までの二年間のフィールドワークは、東北地方でのアイヌ語地名を巡る取材だった。
 東北の地名のいくつかが、アイヌ語に由来するらしいことは知られている。筒井さんは今回、アイヌ語と確実に言える地名を拾い、分布域をはっきりさせることに挑んだ。まず地図や地名辞典を見て、アイヌ語由来の「モヤ」「タッコ」「オサナイ」と読める語を含む地名を調べた。例えば「モヤ」は、アイヌ語で「聖なる山」を意味する「モイワ」がなまった言い方だ。
 地形や地物の特徴が、アイヌ語の意味に合致していることが一番重要。こじつけだと疑われないために、必ず訪れて確かめ、写真に撮った。車を運転して一日三百キロ、東北の海辺から山奥をめぐった。宿には泊まらず毎晩車中泊。カーナビに表示された「らしい地名」に気づき、現地に急行することもあった。
 秋田県八峰町の母谷(もや)山は、アイヌが信仰の対象とするにふさわしい小高い独立峰だ。岩手県岩泉町の長内(おさない)沢の下流は、「オサナイ」=「オサッナイ」(川尻が乾いた川)の語意の通り、伏流水となって水がなかった。同県一関市の旧大字「達古袋(たっこだい)」のある地点からは、宮城県境の栗駒山(一、六二六メートル)が遠望できた。「タッコ」=「タプコプ」(聖山の遥拝(ようはい)所)の意味と一致した。
 「フィールドワークは、こちらの見立て通りにいかないことが多いですが、今回ばかりはしてやったりの気分でした」と誇らしげ。こうして筒井さんは東北の三十七カ所の地名をアイヌ語由来と断定。奥羽山脈の西側は秋田・山形県境、同東側は宮城県北部をアイヌ語地名の南限と結論づけ、最新著『アイヌ語地名の南限を探る』(河出書房新社)で成果を発表した。
 高知市出身。実家の近くに「百笑(どめき)」という変わった名のバス停があり、子供心に興味がわいた。のちに、民俗学者・柳田国男の『地名の研究』を読むと、各地にあるその地名は、川の流れが“どよめく”音を形容したものとあり、「なるほど」とひざを打った。柳田らの影響で民俗学研究を志し、共同通信の記者を経て文筆の道に。箕(み)と呼ばれる農具の細工や川漁をなりわいとした「サンカ」と呼ばれる非定住民の研究で、二〇一三年度の「旅の文化賞」を受賞した。
 なぜ東北各地にアイヌ語地名が残ったのだろうか。北海道の地名はアイヌ語に由来している。北海道への和人の進出は明治維新後に大規模で組織的になった。「武力と経済力を背景にした、強圧的なものだった」。統治上の必要から、アイヌの呼び方を記録して地名を名付けた。
 「本土のアイヌは、北上する和人に追い立てられて北へ北へと退いた。その際にアイヌ語地名が和人に受け継がれた」とする説明が一般的だが、筒井さんの考えは違う。「逃げる際に、自分たちが付けた地名を教えるだろうか。和人の進出後も、両者が共存した時代が長く続いたのではないか」。アイヌは狩猟・採集民族であり、農耕が主体の和人とは生活圏を住み分けることができた。交易で和人との交流が深まると婚姻も増え、次第に同化していったが、アイヌが付けた地名は使い続けられ、そのまま残ったのではないか。
 アイヌ文化の発信を担う国の新施設「民族共生象徴空間」(ウポポイ)が北海道にオープンしたばかり。アイヌの文化や歴史への理解が深まると期待されている。「かつて異民族同士がうまくやっていた時代があったことを知ってもらえれば」。東北のアイヌ語地名は“共生”が可能だということを後世に伝えているのかもしれない。 (栗原淳)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/75376

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英国王室メンバーのファッションに隠された意味

2020-12-21 | 先住民族関連
ELLEgirl 12/19(土) 22:31配信
華やかなファッションで世界中の女性の視線を集めるロイヤルレディたち。実はそのファッションに深い意味が込められていることも! お気に入りの服やトレンドのアイテムを着るだけではなく、そこに愛やリスペクトを込めるのはロイヤルレディたちならでは。そこで今回は妃や王女のファッションにメッセージが隠されていた瞬間をピックアップ。
キャサリン妃のドイツ訪問時のドレス
2017年、一家でドイツを外遊したキャサリン妃。滞在中にはドイツのデザイナー、マーカス・ルーファーのドレスを着て、ファッション外交。さらに一面にプリントされているのはドイツの国鳥である鷲! ダブルでドイツへのリスペクトを表した。
メーガン妃の結婚式のヴェール
2018年5月の結婚式では「ジバンシィ」のクレア・ワイト・ケラーがデザインしたウェディングドレスをまとったメーガン妃。5メートルあるシルクのチュールのヴェールの縁には妃の希望で英連邦53か国の国花が刺繍されていた。ちなみにウェールズはラッパズイセン、スリランカはブルーロータスだそう。
ダイアナ元妃のチョーカー
オーストラリアを公式訪問したときのダイアナ元妃は、あるレセプションにエリザベス女王から結婚祝いとして贈られたダイヤモンドとエメラルドのチョーカーを着用。なんとヘッドピースとして身につけた。チャレンジ精神に溢れていて独創的なダイアナ元妃らしい!
メーガン妃のネックレス
2018年にニュージーランドを訪れたとき、スパイラルの模様が刻まれたユニークネックレスをつけていたメーガン妃。この模様はニュージーランドの先住民族マオリ族が顔や体に施しているタトゥー「モコ」にインスピレーションを得たもの。メーガン妃は先住民族、彼らの文化への敬意を込めてこのネックレスを選んだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/22a2a0c79c04a0b85987e4ee202b954836d036c9

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