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幣舞橋ライトアップ強化 モニュメント設置やタンチョウ投影 釧路市、25日お披露目

2020-12-24 | アイヌ民族関連
北海道新聞 12/23 18:12 更新
 夜間の見どころを増やして観光振興につなげようと、釧路市は幣舞橋周辺のライトアップを強化する。「KUSHIRO」の文字が照明によって浮かび上がるモニュメントを設置するほか、タンチョウなどの影絵を投影する取り組みも始め、いずれも25日にお披露目する。当日は花火大会などの催しも予定されている。
 幣舞橋たもとの「ぬさまい広場」に置く文字モニュメントは木製で、ビニールでコーティング。土台を含めて高さ2メートル、横11メートルで、白い文字を土台部分からさまざまな色の光で照らす。
 神戸港(神戸市)に開港150周年を記念して設置された文字モニュメント「BE KOBE」が撮影スポットとして人気を集めている事例を参考に、市は2018年度から設置を検討。鉄製では費用が1200万円かかる想定だったが、木製に切り替えて300万円に圧縮した。
 影絵はアイヌ民族のカムイ(神)をテーマとし、タンチョウやヒグマなど6種。影絵用の投影機2台を用い、釧路フィッシャーマンズワーフMOO横の川沿いの歩道に映し出す。投影機は照明総合メーカー「ウシオライティング」(東京)が市に寄付し、取り付けも同社が無料で行った。
 25日午後6時半から、ぬさまい広場でモニュメントの除幕式を行う。その後、影絵を投影し、7時から市内有志による花火大会が20分ほど開かれる。新型コロナウイルス感染予防策として人の密集を避けるため、花火の打ち上げ場所は非公表だが、幣舞橋周辺であれば花火は見られるという。
 スマートフォンなどで撮影したモニュメントや影絵、花火の写真を提示した人へ、市内末広町と周辺の飲食店39店がドリンクなどをサービスする催しも開く。市観光振興室は「コロナ禍が続くが、夜間の見どころを充実させることも重要。飲食店にも足を延ばしてもらえたら」としている。(五十地隆造)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/495000

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<ウポポイ オルシペ>6 伝統芸能の復興と伝承 積み重ねた成果 次の世代に

2020-12-24 | アイヌ民族関連
北海道新聞 12/23 05:00
 ウポポイ(民族共生象徴空間)では、鶴を模した踊りや弓を使った踊りなど、さまざまな伝統芸能を見ることができます。
 アイヌ民族の伝統芸能は、先人が暮らしや儀礼の中で受け継いできたもので、1984年に「アイヌ古式舞踊」という名称で、国の重要無形民俗文化財の指定を受けています。
 道内には17地域に保存団体があり、各地域で特色ある伝統芸能が伝承されてきました。2009年の国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産の登録を契機とし、音声や映像に残されている演目も含めて、さらに広く知られるようになりました。
 その記録資料の多くは、世界各地の博物館や大学の研究室などに残されています。しかし、各地の伝承者はそれらにアクセスできる機会が限られています。ウポポイで働く私たちにできることは、記録資料にある演目の復元や、演目を各地域の伝承者に指導していただき、受け継いでいくことです。ですから、多様な伝統芸能を多くの方々に共有したいと考えています。
 ウポポイにある国立民族共生公園内には、「ウエカリ チセ 体験交流ホール」という伝統芸能の披露を目的とした施設があります。プログラムの一つ「シノッ アイヌの歌・踊り・語り」は、日本語での解説後に演目を上演する形式で、北海道各地の映像と融合した舞台を楽しむことができます。
 かつてのように、暮らしの中で伝統芸能を受け継いでいくことが難しい時代。各地域の方々から受け継いだ演目や記録資料から復元した演目、これらの紹介を通して、積み重ねられた成果が次世代につながっていくのでしょう。現代の伝承方法は日々、形を変えています。(文・山道ヒビキ=ウポポイ運営本部舞踊グループリーダー)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/494753

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【クロスホテル札幌】100枚限定、アイヌ文様の刺繍を施したホテルオリジナル フェアトレード認証のコットンを使用したマスクを販売

2020-12-24 | アイヌ民族関連
オリックス株式会社2020年12月23日 18時20

本マスクは、フェアトレード商品の企画、生産、販売を行う株式会社スバストラジャパンとの提携により実現したものです。マスクの生地にはインド産綿花を使用し、縫製、刺繍まで全てインドで制作した国際フェアトレード認証コットン※を使用しています。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大が続くなか、生活必需品として使用するマスクにメッセージやストーリーを持たせたものをホテルオリジナルで作りたい、北海道のアイヌ文化を広くお伝えしたいという思いから今回の企画に至りました。
マスクのデザインは、アイヌ文様デザイナーのTOYTOY氏によるクロスホテル札幌オリジナルアイヌ文様を刺繍したもので、デザイン性はもちろん、「お客さまを護る、ホテルを護る」という身に着ける人を護る意味が込められています。2020年6月にリニューアルした客室「アートルーム」の一つにも木製レリーフとして展示しています。
販売は、女性用、男性用合わせて計100枚(各50枚)限定で、2階物販コーナーで1枚800円(税込み)です。また、ホテルのフロントスタッフも着用します。
クロスホテル札幌では、フェアトレード認証のワインやコーヒーの提供なども実施しており、今後もサスティナブルな活動に積極的に取り組んでまいります。                
※国際フェアトレード認証ラベルは、製品の原料が生産され、輸出入、加工、製造されるまでの間に、国際フェアトレードラベル機構が定めた基準が守られていることを示しています。
1. フェアトレード認証コットンマスクの販売
(1)フェアトレード認証コットンマスクについて
本マスクは、インド産綿花を使用し、縫製、刺繍まで全てインドで制作しました。製品に使用されているコットンは、フェアトレード認証生産者から基準に従って調達された国際フェアトレード認証コットンです。
販売枚数:女性用50枚、男性用50枚 計100枚
販売期間:2020年12月24日(木)~完売次第終了
販売場所:2階物販コーナー
金  額:1枚800円(税込み)
企  画:クロスホテル札幌
製  造:株式会社スバストラジャパン
(2)マスクのデザインについて
アイヌ文様作家TOYTOY氏に、クロスホテル札幌オリジナル文様制作を依頼し、2015年よりスタッフ制服、メッセージカードなどに使用しています。
TOYTOY氏プロフィール
トンコリ・ムックリ奏者、アイヌ民族舞踏継承者、アイヌ文様切り絵作家、アイヌ文様デザイナー。アイヌ文化に囲まれた環境で育つ。アイヌ文化を「北海道の文化として、より身近に感じ、大切にして欲しい」との願いから、道内外、国内外で活動中。
(3)株式会社スバストラジャパンについて
株式会社スバストラジャパンは、アパレル製品や雑貨を中心に、フェアトレード商品の企画、生産、販売を行う企業。同社のインドにおける協力会社Suvastra India社との深い連携により、インド産のフェアトレード認証コットンを使用した製品を主に扱っています。
https://www.suvastrajapan.com/
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000808.000023075.html

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“理解欠いた発言”道議に意見書

2020-12-24 | アイヌ民族関連
NHK 12月23日 21時10分

先月の道議会で議員が「アイヌの人々を甘やかしている」などと発言したことに対し、日高地方のアイヌの人たちでつくる団体が「歴史について理解を欠いた発言だ」とする意見書を議員に提出しました。
自民党・道民会議の道見泰憲議員は先月24日の道議会の質疑で、アイヌの人たちへの生活向上の施策について「アイヌの人々を甘やかしているのは国であり、道であり、アイヌの人々自身なのではないか」などと述べ、その後「甘やかしている」という表現を「過保護にしている」と訂正しました。
この発言を受けて日高地区アイヌ協会連合会は、今月13日付けで議員に意見書を提出しました。
このなかで「アイヌ民族の歴史、置かれてきた境遇について理解を欠いた発言であると言わざるを得ません」と指摘したうえで、「私たちが求めているのは歴史的な経緯により生まれてしまった不平等をなくすことであり、先住民族としての当然の権利です」と記しています。
日高地区アイヌ協会連合会の菊地修二会長は「道民を代表する立場であるにもかかわらず残念な発言だ。アイヌの置かれた歴史を知り対等な立場の理解者になってほしい」と話しています。
一方、道見議員は「歴史の見方について議論をするつもりはない。生活向上の施策が十分な効果をあげていないならば、やり方を変えるべきだという主張は変わらない」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20201223/7000028544.html

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「ミャンマーに戻れば絶対に殺される」タイの屋台を支えるロヒンギャが逮捕に怯えながら異国で働く理由

2020-12-24 | 先住民族関連
東京新聞 2020年12月23日 12時00分
 タイ名物の屋台の売り子として、ミャンマーから逃れたイスラム教徒少数民族ロヒンギャが働く。軽食を売り、生活をつなぐ彼らの多くは、法的に不安定な地位にある。迫害を受ける故郷に戻れず、逮捕や送還に怯えながら、異国での暮らしを続ける。(バンコクで、北川成史、写真も)
首都バンコク近郊のコンビニ前。アブドゥル・ハミッドさん(50)は午前10時から午後9時まで、屋台で「ロティ」を売る。ロティは南・東南アジアで食べられる薄焼きパン。ミャンマー西部ラカイン州に住むロヒンギャも主食とする。
 タイではクレープ風のスイーツとして親しまれている。ハミッドさんは生地を鉄板で焼き、客の好みで果物を挟み、練乳を掛ける。1枚10~30バーツ(約30~100円)ほどだ。
 屋台の売り子を専ら貧困層が担うタイ。ロティに限れば、売り子の8割はロヒンギャともいわれる。
◆コロナで売り上げ減、「他の選択肢がない」
 ロヒンギャの妻(26)と暮らす古いビルの一室から、ハミッドさんは屋台を押し、約1・5キロの距離を汗だくで往復する。1日の売り上げは1500バーツ(約5100円)前後。「新型コロナウイルスの感染拡大前より、2、3割少ない」と嘆く。
 ハミッドさんは1992年、ラカイン州を離れ、友人のいるタイに移った。ロヒンギャはミャンマーで先住民族扱いされず、大半は無国籍。満足な職は得られず、治安部隊などから嫌がらせを受けるからだ。
 タイ入国後、30年近くロティを売るハミッドさんは言
別の男性アナムさん(23)は、肉団子や魚の練り物のタイ風串揚げ「ルークチン」の屋台で働く。
 2012年、ラカイン州で仏教徒と軋轢が深まり、ロヒンギャへの暴力が広がった。アナムさんは安全と職を求め、タイに渡った。
 ただ、タイは国連の難民条約に未加入で、ロヒンギャは難民として保護されない。アナムさんは労働許可を得たが、期限切れで不法就労状態に。今年、タイ当局に2回逮捕され、罰金と賄賂で計5万バーツ(約17万円)を払い、送還は免れた。
◆迫害で70万人以上がバングラデシュの難民キャンプに
 ラカイン州では17年、治安部隊によるロヒンギャ武装勢力の掃討作戦の中、殺人やレイプなど、ロヒンギャへの大規模な迫害が起きた。アナムさんの家族を含め70万人以上が、同州と接するバングラデシュの難民キャンプに避難した。
 「ミャンマーに戻れば、絶対に殺される」。タイにとどまるアナムさんは、母国への強い不信感を表す。
 逮捕後の面会や差し入れなど、同胞の支援活動をするハジ・イスマイルさん(52)によると、タイには約5000人のロヒンギャがいる。
 イスマイルさんはタイ人女性と結婚し、在留資格を得た。ロティやコーヒーの屋台で稼いだ金を元手に製氷業を営むが、そうした成功例は少ない。
◆最も重要なのは「ミャンマーで人権の保障」
 11月、ミャンマーの総選挙でロヒンギャ問題は争点から外れた。多数派の仏教徒に支えられたアウン・サン・スー・チー国家顧問の政権が、ロヒンギャへの国籍付与や迫害の責任追及に尽力する雰囲気はない。
 新型コロナの影響で、バングラデシュからの難民帰還に向けた動きも止まった。同国政府は今月、過密対策などを理由に、ミャンマー国境に近い難民キャンプから、ロヒンギャを離島に移す作業を始めた。
 「島に移動させても、何の解決にもならない」。イスマイルさんは憤る。「最も重要なのは、ロヒンギャがミャンマーで人権を保障され、帰郷することだ」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/76105

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世界の観光リーダーが観光レジリエンス(復活力)を討論、コロナ後を見据えて進むべき活路とは?

2020-12-24 | 先住民族関連
トラベルボイス 2020年12月22日
今年、沖縄で開催された「ツーリズムEXPOジャパン(TEJ)2020」(10月29日~11月1日)。初日の「インターナショナル・ツーリズム・フォーラム」では、「コロナ感染を乗り越え、強靭で持続可能な観光成長をめざす」をテーマに観光交流の回復を図るための知恵を内外から持ち寄り、観光産業の未来を切り拓く道筋を探る機会となった。観光産業がGoToキャンペーンの全国停止で厳しい年末を迎えた今、改めてこのフォーラムを振り返りたい。
編集部注:このイベントは2020年10月29日におこなわれたものです。登壇者の見解は、取材当時の感染状況下で発言された内容となります。
当日は、タイ、スペイン、エジプトの3カ国の駐日大使と、観光庁、日本政府観光局(JNTO)、JTBから参加した代表者が登壇。また海外からはビデオメッセージの形で国連事務総長のアントニオ・グテーレス氏、太平洋アジア観光協会(PATA)CEOのマリオ・ハーディ氏、国連世界観光機関(UNWTO)上級部長のジュウ・シャンジョン氏が参加した。
国連事務総長から強いメッセージ:「ツーリズムを再建する必要がある」
基調メッセージとしてグテーレス国連事務総長は、まず今回のコロナ禍による世界への影響について触れ、「3200億ドルの損失と1億2000万人の失業危機をもたらし、先進国に大きな打撃を与える一方、特に小さい島嶼国や発展途上国、アフリカ諸国にも緊急事態を招く状況となっている」とその深刻さを訴えた。またツーリズム産業の社会的な役割について「被雇用者の多くが女性や若者であり、女性、先住民族、歴史的に疎外されてきた人々にとっての重要な収入源である。自然遺産や文化遺産を保護する手段でもある」とその重要性を強調した。そのうえで、「安全、平等、気候変動への影響を考慮しながらも、ツーリズムを再建する必要がある」と観光復活への思いを述べた。
次いで太平洋アジア観光協会(PATA)のハーディCEOがツーリズム産業側の視点から、「社会と経済を発展させる世界的な成長エンジンであるツーリズムの重要性が再認識されたことで、ツーリズム再開への機運は信じられないほど高まっている」と寄せられる期待の大きさについて語った。
続けてPATAの方針に触れ「アジア・太平洋地域におけるツーリズムの発展に向けて、官民のパートナーと協力しつつ、責任ある役割を果たしていきたいと考えている。また地域コミュニティに貢献することを重視しつつ、レスポンシブルツーリズム、サステナブルツーリズムを構築していくため、旅行者と地域コミュニティの健康と安全に配慮した取り組みを進めていく」と説明した。
各国の観光回復と持続可能な成長へのフレームワーク
会場でモデレーターを務めたコネクトワールドワイド・ジャパン代表取締役のマージョリー・デューイ氏は、「本日のフォーラムでは、ツーリズム産業の関係者や駐日大使の話を通じて、ツーリズムのレジリエンスと持続可能な成長のためのフレームワークを提供したい」として、まずは各国におけるコロナ関連対策の報告を促した。
これに対し3カ国の駐日大使が発言。タイ王国大使館のシントン・ラーピセートパン特命全権大使は、タイの国内観光活性化のために宿泊費や食費の一部を補助する旅行キャンペーンを実施していることや、感染リスクの低い国からの旅客に対するビザの発行、50歳以上の富裕層に対するロングステイビザの発行など、観光活性化への取り組みについて紹介した。また「入国前のPCR検査要請や入国後の14日間の隔離など感染対策を強化。ホテル、観光地、交通機関などの安全性を証明するSHA認証制度(アメージング・タイランド健康安全基準)も開始した」ことを説明した。
スペイン王国大使館のホルヘ・トレド特命全権大使は、スペインが19年に8300万人以上の外国人旅行者を受け入れており、観光がGDPの10%を占める重要産業であることを紹介したうえで「危機はチャンスと捉え、インフラ改善やデジタル化を進め、旅行業界で働く人々への教育を施すなど、各種対策を講じる期間に充てている」と前向きな姿勢を強調した。
エジプト・アラブ共和国大使館のアイマン・カーメル特命全権大使は、「国内感染者減少を受け、5月には国内観光をWHOの勧告に沿った形で再開。7月には外国人観光客受け入れも再開し、10月までに15カ国から25万人以上が訪れた」といち早く観光再開に動いていることを報告した。また個々の旅行者や事業者に対して旅行のニューノーマルの普及を促すため、「国際旅客のビザ料金の免除やチャーター便の燃料価格の引き下げといったインセンティブを設ける」などの工夫を行っていると述べた。
3カ国の現状報告に対して、観光庁の金子知裕国際観光部長が日本の現状を伝えた。日本政府はタイと同様に国内観光活性化のためのキャンペーンを「GoToトラベル」として実施。感染拡大の防止策を取りながら観光需要喚起に取り組んでいるとした。また東京オリンピック・パラリンピックの開催を控え国際交流再開に積極的に取り組む姿勢を示し、「外国人旅行者の受入環境整備と新たな観光コンテンツの創出を推進するとともに、来年は東京での観光大臣会合の開催を予定している」ことを明らかにした。
観光復活だけでなく、コロナ後を見据えて
観光需要回復への道筋を探りつつ、単なる復旧に留まらずアフターコロナを見据えた新たな発想が必要性だと指摘したのはJTBの山北栄二郎代表取締役社長。「今のこの時期は観光を再考するよい機会と捉えている。宿泊や交通などの観光事業者だけでなく、たとえば三密防止に役立つデジタル技術を有する企業なども含めた観光に係る多くのステークホルダーと協調していく。それによって旅行のプランニングから旅行終了後まで、すべての段階において顧客体験を向上させたエコシステムを構築することが、持続可能な観光の実現につながる」というのがその主張だ。
日本政府観光局(JNTO)の吉田晶子理事長代理も、オーバーツーリズムの課題を挙げ、単に以前のような活況を取り戻すだけに留まらない考え方を提示。JNTOとしては、オーバーツーリズムの解決に向けて旅行先の多様化を進めるため「地域コミュニティをはじめとするさまざまなステークホルダーとの協調を重要視している。また観光を、地域と文化遺産の活性化にとって必要なツールと捉え、旅行者の受入体制の整備、観光コンテンツの拡充、旅行者との関係構築、情報力の強化などに関する支援を続ける」とした。
フォーラムの総括をビデオメッセージに託したUNWTOのシャンジョン上級部長は「国際的協力を実現させる地球規模のプラットホームとして、UNWTOを力強く機能させていきたい。またツーリズムを持続可能な形で再始動させるため、ツーリズムの関係者がさまざまなアイデアやソリューションを見出すための努力を続けていってほしい」と会場に呼びかけた。
https://www.travelvoice.jp/20201222-147776

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毎日映画コンクール「スパイの妻」が最多10ノミネート、主演賞に草なぎ剛、蒼井優ら

2020-12-24 | アイヌ民族関連
映画ナタリー 12/23(水) 5:00
第75回毎日映画コンクールのノミネーションが明らかに。黒沢清が監督を務めた「スパイの妻(劇場版)」が最多10部門でノミネートを果たした。
1935年に始まった全日本映画コンクールを前身とする毎日映画コンクールは、1946年に毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社によって創設された映画賞。第75回では2020年の1月1日から12月31日までに国内で14日間以上、有料で劇場公開された作品が対象となる。
「スパイの妻(劇場版)」に続くのは、8ノミネートとなった約4時間半の大作「アンダードッグ」。また第93回アカデミー賞国際長編映画賞部門の日本代表作品に決定している「朝が来る」、大林宣彦の遺作となった「海辺の映画館―キネマの玉手箱」が6ノミネートとなった。
演技部門では「スパイの妻(劇場版)」から蒼井優、高橋一生、東出昌大がそれぞれ女優主演賞、男優主演賞、男優助演賞にノミネート。人生に見放された3人のボクサーを描いた「アンダードッグ」からは森山未來が男優主演賞、勝地涼と北村匠海が男優助演賞に。ほかにも「本気のしるし 劇場版」の森崎ウィンと土村芳、「MOTHER マザー」の長澤まさみ、阿部サダヲ、奥平大兼、「朝が来る」の浅田美代子と蒔田彩珠、「37セカンズ」の佳山明、神野三鈴、渡辺真起子と同一作品からのノミネートが目立つ結果となった。
また「ミッドナイトスワン」でトランスジェンダー女性を演じた草なぎ剛は男優主演賞に、女優デビューを果たした一果役の服部樹咲はスポニチグランプリ新人賞に選出された。そのほかのノミネーションは下記の通り。
第75回毎日映画コンクールの受賞結果は1月下旬の毎日新聞、スポーツニッポン紙上で発表。表彰式は2月17日に東京・めぐろパーシモンホールで開催される予定だ。
※記事初出時、一部キャラクター名に誤りがありました。お詫びして訂正します
■ 第75回毎日映画コンクール ノミネーション
□ 日本映画大賞・日本映画優秀賞
「朝が来る」
「アンダードッグ」
「海辺の映画館―キネマの玉手箱」
「スパイの妻(劇場版)」
「MOTHER マザー」
□ 外国映画ベストワン賞
「異端の鳥」
「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」
「TENET テネット」
「はちどり」
「パラサイト 半地下の家族」
「燃ゆる女の肖像」
□ 男優主演賞
石橋蓮司「一度も撃ってません」
草なぎ剛「ミッドナイトスワン」
高橋一生「スパイの妻(劇場版)」
森崎ウィン「本気のしるし 劇場版」
森山未來「アンダードッグ」
□ 女優主演賞
蒼井優「スパイの妻(劇場版)」
芦田愛菜「星の子」
土村芳「本気のしるし 劇場版」
長澤まさみ「MOTHER マザー」
水川あさみ「喜劇 愛妻物語」
□ 男優助演賞
阿部サダヲ「MOTHER マザー」
宇野祥平「罪の声」
勝地涼「アンダードッグ」
北村匠海「アンダードッグ」
成田凌「窮鼠はチーズの夢を見る」
東出昌大「スパイの妻(劇場版)」
□ 女優助演賞
浅田美代子「朝が来る」
神野三鈴「37セカンズ」
岸井ゆきの「空に住む」
ベッキー「初恋」
蒔田彩珠「朝が来る」
渡辺真起子「37セカンズ」
□ スポニチグランプリ新人賞(男性)
上村侑「許された子どもたち」
岡田健史「望み」
奥平大兼「MOTHER マザー」
下倉幹人「アイヌモシリ」
宮沢氷魚「his」
寄川歌太「滑走路」
□ スポニチグランプリ新人賞(女性)
芋生悠「ソワレ」
佳山明「37セカンズ」
工藤遥「のぼる小寺さん」
服部樹咲「ミッドナイトスワン」
モトーラ世理奈「風の電話」
森七菜「ラストレター」
□ 監督賞
大林宣彦「海辺の映画館―キネマの玉手箱」
河瀬直美「朝が来る」
黒沢清「スパイの妻(劇場版)」
諏訪敦彦「風の電話」
武正晴「アンダードッグ」
土井裕泰「罪の声」
□ 脚本賞
足立紳「アンダードッグ」
足立紳「喜劇 愛妻物語」
野木亜紀子「罪の声」
濱口竜介、野原位、黒沢清「スパイの妻(劇場版)」
丸山昇一「一度も撃ってません」
□ 撮影賞
今井孝博「窮鼠はチーズの夢を見る」
佐々木達之介「スパイの妻(劇場版)」
月永雄太、榊原直記、河瀬直美「朝が来る」
西村博光「アンダードッグ」
灰原隆裕「風の電話」
三本木久城「海辺の映画館―キネマの玉手箱」
□ 美術賞
安宅紀史「スパイの妻(劇場版)」
磯見俊裕、露木恵美子「罪の声」
磯見俊裕、露木恵美子「ばるぼら」
瀬下幸治「Fukushima 50(フクシマフィフティ)」
相馬直樹「窮鼠はチーズの夢を見る」
竹内公一「海辺の映画館―キネマの玉手箱」
□ 音楽賞
渋谷慶一郎「ミッドナイトスワン」
長岡亮介「スパイの妻(劇場版)」
半野喜弘「窮鼠はチーズの夢を見る」
安川午朗「一度も撃ってません」
山下康介「海辺の映画館―キネマの玉手箱」
□ 録音賞
内田誠「海辺の映画館―キネマの玉手箱」
加藤大和「罪の声」
藤丸和徳「アンダードッグ」
森英司、ロマン・ディムニー「朝が来る」
矢野正人「おらおらでひとりいぐも」
吉野桂太「スパイの妻(劇場版)」
□ アニメーション映画賞・大藤信郎賞
「生きる壁」
「いしのしし」
「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」
「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」
「劇場版 ごん - GON, THE LITTLE FOX -」
「音楽」
「かたのあと」
「サイダーのように言葉が湧き上がる」
「The Balloon Catcher」
「ジョゼと虎と魚たち」
「DINO!」
「どうにかなる日々」
「Birth-めぐるいのち-」
「附子」
「魔女見習いをさがして」
「Radio Town」
「レベッカ」
「わたしたちの家」
□ ドキュメンタリー映画賞
「アリ地獄天国」
「サマショール ~遺言 第六章~」
「さよならテレビ」
「セノーテ」
「花のあとさき ムツばあさんの歩いた道」
「れいわ一揆」
※草なぎ剛のなぎは弓へんに前の旧字体、その下に刀
※河瀬直美の瀬は旧字体が正式表記
※アニメーションおよびドキュメンタリー部門に限り、2020年1月1日から12月31日までに完成もしくは上映された作品が対象
https://news.yahoo.co.jp/articles/9e032c9f48f78f0301b3c8aeb1de01a67fb50212

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