北海道新聞 12/15 23:40 更新
東京五輪・パラリンピック組織委員会は15日、新型コロナウイルスの影響で来年に延期された五輪の聖火リレーについて、当初計画と同じ47都道府県の859市区町村を3月から7月まで121日間かけて回るルートの概要を発表した。通過する自治体は変わらない。6月13、14の両日に行う道内は、札幌市や胆振管内白老町など18市町で、聖火の移動に必要な時間などを考慮し、帯広市と室蘭市など一部の順序を変更した。
聖火リレーは来年3月25日に福島県のサッカー施設「Jヴィレッジ」(楢葉町、広野町)をスタートし、7月23日にゴールの東京・国立競技場で聖火台に点灯する。約1万人のランナーは延期前の計画と同じで、参加できない場合は補欠候補の充当などで調整する。
道内の初日は函館市をスタートし、釧路市や室蘭市などを巡り、白老町に到着。2日目は胆振管内むかわ、厚真、安平の3町などを経て札幌市がゴールで、岩手県に聖火をつなぐ。一つの聖火(親の火)では回りきれない稚内など8市では、事前に用意した別の聖火(子どもの火)を使う「親子の火方式」を採用。札幌市では3カ所、苫小牧市は2カ所でリレーを行う。
各日のゴール地点で行う式典「セレブレーション」は当初計画通り、初日が白老町のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」、2日目は札幌市北3条広場(アカプラ)が会場となる。ルートの詳細や時間などは組織委と道が調整中で、来年2月中旬ごろに公表する見通し。
政府は新型コロナ対策として、沿道に観客が殺到して密集することを防ぐため、芸能人ら著名人ランナーの参加見送りを検討中。ランナーや観客、運営スタッフの感染防止に向け、組織委は近く各都道府県の実行委に対策のガイドラインを提示する。
今年3月26日に福島県から始まる予定だった五輪の聖火リレーは、新型コロナの世界的な感染拡大で同24日に大会自体が延期となり、スタートできなかった。(大矢太作、木村直人)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/491879
東京五輪・パラリンピック組織委員会は15日、新型コロナウイルスの影響で来年に延期された五輪の聖火リレーについて、当初計画と同じ47都道府県の859市区町村を3月から7月まで121日間かけて回るルートの概要を発表した。通過する自治体は変わらない。6月13、14の両日に行う道内は、札幌市や胆振管内白老町など18市町で、聖火の移動に必要な時間などを考慮し、帯広市と室蘭市など一部の順序を変更した。
聖火リレーは来年3月25日に福島県のサッカー施設「Jヴィレッジ」(楢葉町、広野町)をスタートし、7月23日にゴールの東京・国立競技場で聖火台に点灯する。約1万人のランナーは延期前の計画と同じで、参加できない場合は補欠候補の充当などで調整する。
道内の初日は函館市をスタートし、釧路市や室蘭市などを巡り、白老町に到着。2日目は胆振管内むかわ、厚真、安平の3町などを経て札幌市がゴールで、岩手県に聖火をつなぐ。一つの聖火(親の火)では回りきれない稚内など8市では、事前に用意した別の聖火(子どもの火)を使う「親子の火方式」を採用。札幌市では3カ所、苫小牧市は2カ所でリレーを行う。
各日のゴール地点で行う式典「セレブレーション」は当初計画通り、初日が白老町のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」、2日目は札幌市北3条広場(アカプラ)が会場となる。ルートの詳細や時間などは組織委と道が調整中で、来年2月中旬ごろに公表する見通し。
政府は新型コロナ対策として、沿道に観客が殺到して密集することを防ぐため、芸能人ら著名人ランナーの参加見送りを検討中。ランナーや観客、運営スタッフの感染防止に向け、組織委は近く各都道府県の実行委に対策のガイドラインを提示する。
今年3月26日に福島県から始まる予定だった五輪の聖火リレーは、新型コロナの世界的な感染拡大で同24日に大会自体が延期となり、スタートできなかった。(大矢太作、木村直人)
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