先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

聖火リレー道内18市町通過、変更なし 6月13、14日

2020-12-16 | アイヌ民族関連
北海道新聞 12/15 23:40 更新
 東京五輪・パラリンピック組織委員会は15日、新型コロナウイルスの影響で来年に延期された五輪の聖火リレーについて、当初計画と同じ47都道府県の859市区町村を3月から7月まで121日間かけて回るルートの概要を発表した。通過する自治体は変わらない。6月13、14の両日に行う道内は、札幌市や胆振管内白老町など18市町で、聖火の移動に必要な時間などを考慮し、帯広市と室蘭市など一部の順序を変更した。
 聖火リレーは来年3月25日に福島県のサッカー施設「Jヴィレッジ」(楢葉町、広野町)をスタートし、7月23日にゴールの東京・国立競技場で聖火台に点灯する。約1万人のランナーは延期前の計画と同じで、参加できない場合は補欠候補の充当などで調整する。
 道内の初日は函館市をスタートし、釧路市や室蘭市などを巡り、白老町に到着。2日目は胆振管内むかわ、厚真、安平の3町などを経て札幌市がゴールで、岩手県に聖火をつなぐ。一つの聖火(親の火)では回りきれない稚内など8市では、事前に用意した別の聖火(子どもの火)を使う「親子の火方式」を採用。札幌市では3カ所、苫小牧市は2カ所でリレーを行う。
 各日のゴール地点で行う式典「セレブレーション」は当初計画通り、初日が白老町のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」、2日目は札幌市北3条広場(アカプラ)が会場となる。ルートの詳細や時間などは組織委と道が調整中で、来年2月中旬ごろに公表する見通し。
 政府は新型コロナ対策として、沿道に観客が殺到して密集することを防ぐため、芸能人ら著名人ランナーの参加見送りを検討中。ランナーや観客、運営スタッフの感染防止に向け、組織委は近く各都道府県の実行委に対策のガイドラインを提示する。
 今年3月26日に福島県から始まる予定だった五輪の聖火リレーは、新型コロナの世界的な感染拡大で同24日に大会自体が延期となり、スタートできなかった。(大矢太作、木村直人)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/491879

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サケ150匹、寒ざらし ウポポイでサッチェプ-アイヌ伝統の保存食

2020-12-16 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 2020.12.15
干し棚に並んだサッチェプ用のサケ
 白老町のアイヌ文化発信拠点・民族共生象徴空間(ウポポイ)で14日、アイヌ民族の保存食「サッチェプ」(干しサケ)作りが始まった。来年2月にかけて寒風にさらした後、いろりの煙にいぶして仕上げる。ウポポイの若手職員らが伝統の営みを受け継ごうと、先輩の指導で初めてのサケ干し作業に挑んだ。
 肉や魚、山菜などさまざまな食材を保存処理したアイヌ民族。ウポポイでのサッチェプ作りは、伝統の食文化を若手職員に伝承する取り組みで、アイヌ民族文化財団文化振興部の10人が作業に加わった。
 職員らは、白老産の塩漬けサケ150匹を丁寧に水洗いし、マツの丸太で組んだ高さ3メートル幅6メートルの干し棚にサケをひもでつるした。よく乾燥させるため、裂いた腹の中をヨモギの枝で広げて寒風にさらした。
 来年2月中旬ごろまで厳寒の屋外でつるした後、かやぶきのチセの中に移し、いろりの煙でさらに2カ月ほどいぶしてうま味を引き出す。手間をかけて完成させたサッチェプは 、ウポポイの食文化体験プログラムで活用する考えだ。
 指導に当たった文化振興部体験教育課長の野本三治さん(58)は「魚を洗ったこともない若手が伝統を受け継ぎ、次代に引き継いでくれれば」と、干し棚にずらりと並んだ銀色のサケに目を細めた。初めてのサッチエェプ作りに臨んだ食文化体験プログラム調理グループリーダーの新谷モレウコンレクさん(29)は「作業に時間がかかったけれど、無事に仕込みができた。文化を途切れないようにしたい」と話した。
 ウポポイ整備のため、2018年3月に閉館した旧アイヌ民族博物館では、毎年サッチェプを作って販売し、伝統文化の保存と伝承に生かしていた。ポロト湖畔の冬の風物詩となっていたサケ干し作業は4年ぶりとなる。
http://www.hokkaido-nl.jp/article/20050

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アイヌ技術伝承、サケ150匹寒干し ウポポイ【白老】

2020-12-16 | アイヌ民族関連
室蘭民報 2020.12.15
ウポポイで行われたサッチェプ作り※「サッチェプ」の「プ」は小文字
 白老町の民族共生象徴空間・ウポポイで14日、ポロトコタンの冬の風物詩になっているサケの寒干しが行われた。
 サケは「サッチェプ」(干し魚)と呼ばれるアイヌ民族の伝統的な保存食。屋外で2カ月ほど乾燥させて、チセ(家屋)の中でいろりの煙にかけて薫製になる。アイヌ食文化の紹介や職員の技術伝承を兼ねて、3年ぶりに行われた。
 この日は職員10人が白老前浜で揚がった150匹のサケを水洗いして、尾の部分で2匹ずつ縛ってから加工しやすいヨモギの枝を開いた腹に刺し、施設東側のチセ前の棚で干していった。
 2カ月後には魚をチセの中に入れて煙をかけ、ゴールデンウイークごろには来場者の試食や調理体験で使用する食材になる。
 ※「サッチェプ」の「プ」は小文字
http://www.hokkaido-nl.jp/article/20055

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アマゾン先住民33歳女性、熱帯雨林50万エーカーを石油産業から保護し「環境分野のノーベル賞」受賞

2020-12-16 | 先住民族関連
ファインダーズ 12/15(火) 18:02

世界中でSDGsなど、地球環境に配慮したさまざまな取り組みがなされているが、それは政府や大手企業に限ったことではない。
今、豊かな自然を守ろうと立ち上がったあるアマゾン先住民の女性に注目が集まっている。
「熱帯雨林は売り物ではない」エクアドル政府を提訴
アマゾンに住むネモンテ・ネンキモさん(33歳)は、南米エクアドル東部パスタサの先住民、ワオラニ族として生まれた。ワオラニ族は5000人ほどの小さな一族で、1958年に米国の宣教師が訪れるまで他の民族との交流はなく、穏やかな暮らしをしていた。狩猟採集民としての伝統を受け継ぐ彼らにとって、熱帯雨林は子孫に残さなければならない絶対的な宝だった。
しかし、1960年代以降、アマゾンの熱帯雨林で、石油探査や伐採、道路建設などが始まった。『BCC』によれば、ネンキモさんが12歳になった頃、父親と叔母を訪ねた時、石油掘削場を初めて見て、その騒音、立ち込める煙や炎に驚愕したという。
石油産業は環境だけでなく、ワオラニ族の生活自体を脅かしていた。ネンキモさんのいとこたちは石油掘削場で働き、稼いだお金でアルコールを購入するように。どうやって生活するべきなのか分からず、暴力的になって家族を殴る人も出てきたという。
ネンキモさんは2015年、自らの生活を脅かす石油産業に反対するため、アマゾン先住民による組織「Ceibo Alliance」を設立。ワオラニ族のリーダーに選ばれた。そして2018年、エクアドル政府は、アマゾンの熱帯雨林に新しく16の石油鉱区を作って競売にかけることを発表。このことを知ったネンキモさんは、競売についてワオラニ族から事前の同意を得ていないとして、エクアドル政府に対し提訴した。さらに「私たちの熱帯雨林は売り物ではない」というスローガンを掲げた競売反対運動を起こし、約37万8000票もの署名を集めた。
2019年4月、裁判所の判決により競売は停止。その結果、50万エーカーのワオラニ族の領土は保護され、ネンキモさんたちは歴史的勝利を勝ち得た。
『TIME』誌「世界で最も影響力のある100人」に選出
ネンキモさんは裁判を起こすと同時に、先住民たちが自身の力で生き抜けるような策を講じていた。たとえば、雨水貯留システムとソーラーパネルを設置し、有機カカオとチョコレートの生産事業を支援。また、ワラオニ族の若者たちが映画製作者として活動するための支援を行い、ドローン撮影した熱帯雨林などの映像を公開した。
こうしたネンキモさんの圧倒的な活動は世界に知れわたり、今年9月には『TIME』誌による「世界で最も影響力のある100人」に選出。さらに今年11月には「環境分野のノーベル賞」とも呼ばれるゴールドマン環境賞を受賞した。
4歳の女の子の母親でもあり、コミュニティのリーダーとして活動しているネンキモさんの姿は、世界のリーダーとしても眩しい。先住民らと経済先進国を巧みに橋渡しし、コミュニティを団結させたネンキモさんは、今日も未来のために闘い続けている。
滝水瞳
https://news.yahoo.co.jp/articles/f5fef51b5a7834d74cf0b9620a1e013b197709bc

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

インディアンス、改称を発表 オーナー「前進する時」

2020-12-16 | 先住民族関連
日本経済新聞 2020年12月15日 9:40
【ニューヨーク=共同】米大リーグ、インディアンスは14日、人種差別の面から問題視されてきた先住民(インディアン)を意味するチーム名を変更すると発表した。文書の中でドラン・オーナーは「新たな名称を通して関係者、ファンが一体となり前進する時だ」とコメント。球団公式サイトによると、新チーム名は早ければ2022年から使用されるという。
インディアンスは19年から「先住民族の長」をあしらったロゴの使用を取りやめ、今年7月には、白人警官による黒人男性暴行死事件をきっかけに高まった人種差別撤廃の動きを受け、名称の扱いを議論していると公表していた。
プロフットボールNFLではレッドスキンズが先住民を意味するチーム名を廃止し、今季は「ワシントン・フットボール・チーム」として戦っている。
https://www.nikkei.com/article/DGXLSSXK20080_V11C20A2000000

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

インディアンスが2022年からのチーム名変更を正式発表 人種差別撤廃運動がきっかけに

2020-12-16 | 先住民族関連
東スポ 2020/12/15 11:34
 インディアンスは14日(日本時間15日)にに「クリーブランド・インディアンスは本日、『インディアンス』の名前を変更するプロセスを始めたことを発表します」と声明文を出した。13日(同14日)に複数の米メディアがインディアンスが2022年からチーム名を変更する可能性があると伝えていた。
 球団オーナー兼会長のポール・ドラン氏はAP通信の独占インタビューで「もうこの名前は、我々が住む世界では受け入れられるものではなくなったのだ」と表明。今年6月にミネアポリスで白人警官の暴行で黒人男性のジョージ・フロイドさんが亡くなった事件が、チーム名変更を本格的に進める大きなきっかけになったと明かした。
「先住民(インディアン)」の意味を持つチーム名はこれまでにも人種差別に当たるとして変更を求められており、19年から「先住民族の長」をあしらったチームロゴの使用を取りやめた。今季も米国内に広がった人種差別撤廃運動を受け、ホームの開幕戦では、チームの名の入ったホーム用でなく、都市名の「クリーブランド」と書かれたビジター用ユニホームで臨んだ。
 21年は「インディアンス」で戦うという。
https://news.goo.ne.jp/article/tokyosports/sports/tokyosports-2513265.html

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする