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『毎日映画コンクール』ノミネート発表 草なぎ剛、高橋一生、蒼井優、長澤まさみらが候補入り

2020-12-23 | アイヌ民族関連
北海道新聞 12/23 05:00
 国内で最も歴史のある映画賞『第75回(2020年)毎日映画コンクール』の各賞のノミネート作品・ノミネート者が23日、発表された。
 作品部門には、『朝が来る』(河瀬直美監督)、『アンダードッグ』(武正晴監督)、『海辺の映画館 キネマの玉手箱』(大林宣彦監督)、『スパイの妻 劇場版』(黒沢清監督)、『MOTHER マザー』(大森立嗣監督)の5作品がノミネート。
 俳優部門では、男優主演賞に石橋蓮司、草なぎ剛、高橋一生、森崎ウィン、森山未來、女優主演賞に蒼井優、芦田愛菜、土村芳、長澤まさみ、水川あさみが候補に入った。
 来年1月下旬に受賞作品・受賞者が発表され、2月17日に東京・めぐろパーシモンホールにて表彰式が行われる。
■ノミネート作品・ノミネート者一覧
【作品部門】
・日本映画大賞 日本映画優秀賞
『朝が来る』(河瀬直美監督)/『アンダードッグ』(武正晴監督)/『海辺の映画館 キネマの玉手箱』(大林宣彦監督)/『スパイの妻 劇場版』(黒沢清監督)/『MOTHER マザー』(大森立嗣監督)
・外国映画ベストワン賞
『異端の鳥』/『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』/『TENET テネット』/『はちどり』/『パラサイト 半地下の家族』/『燃ゆる女の肖像』
【俳優部門】
・男優主演賞
石橋蓮司『一度も撃ってません』/草なぎ剛『ミッドナイトスワン』/高橋一生『スパイの妻 劇場版』/森崎ウィン『本気のしるし 劇場版』/森山未來『アンダードッグ』
・女優主演賞
蒼井優『スパイの妻 劇場版』/芦田愛菜『星の子』/土村芳『本気のしるし 劇場版』/長澤まさみ『MOTHER マザー』/水川あさみ『喜劇 愛妻物語』
・男優助演賞
阿部サダヲ『MOTHER マザー』/宇野祥平『罪の声』/勝地涼『アンダードッグ』/北村匠海『アンダードッグ』/成田凌『窮鼠はチーズの夢を見る』/東出昌大『スパイの妻 劇場版』
・女優助演賞
浅田美代子『朝が来る』/神野三鈴『37セカンズ』/岸井ゆきの『空に住む』/ベッキー『初恋』/蒔田彩珠『朝が来る』/渡辺真起子『37セカンズ』
・スポニチグランプリ新人賞(男性)
上村侑『許された子どもたち』/岡田健史『望み』/奥平大兼『MOTHER マザー』/下倉幹人『アイヌモシリ』/宮沢氷魚『his』/寄川歌太『滑走路』
・スポニチグランプリ新人賞(女性)
芋生悠『ソワレ』/佳山明『37セカンズ』/工藤遙『のぼる小寺さん』/服部樹咲『ミッドナイトスワン』/モトーラ世理奈『風の電話』/森七菜『ラストレター』
【スタッフ部門】
・監督賞
大林宣彦監督『海辺の映画館 キネマの玉手箱』/河瀬直美監督『朝が来る』/黒沢清監督『スパイの妻 劇場版』/諏訪敦彦監督『風の電話』/武正晴監督『アンダードッグ』/土井裕泰監督『罪の声』
・脚本賞
足立紳氏『アンダードッグ』『喜劇 愛妻物語』/野本亜紀子氏『罪の声』/濱口竜介氏、野原位氏、黒沢清氏『スパイの妻 劇場版』/丸山昇一氏『一度も撃ってません』
・撮影賞
今井孝博氏『窮鼠はチーズの夢を見る』/佐々木達之介氏『スパイの妻 劇場版』/月永雄太氏、榊原直記氏、河瀬直美氏『朝が来る』/西村博光氏『アンダードッグ』/灰原隆裕氏『風の電話』/三本木久城氏『海辺の映画館 キネマの玉手箱』
・美術賞
安宅紀史氏『スパイの妻 劇場版』/磯見俊裕氏、露木恵美子氏『罪の声』『ばるぼら』/瀬下幸治氏『Fukushima50』/相馬直樹氏『窮鼠はチーズの夢を見る』/竹内公一氏『海辺の映画館 キネマの玉手箱』
・音楽賞
渋谷慶一郎氏『ミッドナイトスワン』/長岡亮介氏『スパイの妻 劇場版』/半野喜弘氏『窮鼠はチーズの夢を見る』/安川午朗氏『一度も撃ってません』/山下康介『海辺の映画館 キネマの玉手箱』
・録音賞
内田誠氏『海辺の映画館 キネマの玉手箱』/加藤大和氏『罪の声』/藤丸和徳氏『アンダードッグ』/森英司氏、ロマン・ディムニー氏『朝が来る』/矢野正人氏『おらおらでひとりいぐも』/吉野桂太氏『スパイの妻 劇場版』
【アニメーション部門】
・アニメーション映画賞 大藤信郎賞
『生きる壁』/『いしのしし』/『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」/『劇場版 ごん -GON, THE LITTLE FOX-』/『音楽』/『かたのあと』/『サイダーのように言葉が湧き上がる』/『The Balloon Catcher』/『ジョゼと虎と魚たち』/『DINO!』/『どうにかなる日々』/『Birth-めぐるいのち-』/『附子』/『魔女見習いをさがして』/『Radio Town』/『レベッカ』/『わたしたちの家』
【ドキュメンタリー部門】
・ドキュメンタリー映画賞
『アリ地獄天国』/『サマショール 遺言 第六章』/『さよならテレビ』/『セノーテ』/『花のあとさき ムツばあさんの歩いた道』/『れいわ一揆』
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/494719

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日高連合会が意見書「理解欠く」 道見道議のアイヌ民族発言

2020-12-23 | アイヌ民族関連
北海道新聞 12/23 05:00
 自民党・道民会議の道見泰憲道議(札幌市北区)がアイヌ民族を「甘やかしている」と発言したことに対し、日高管内のアイヌ協会でつくる日高地区アイヌ協会連合会が「歴史に理解を欠く」などとする意見書を道見氏に提出した。同管内平取町のアイヌ民族の男性も鈴木直道知事に正確な情報発信を求める文書を送付。北海道アイヌ協会(札幌)も対応を協議している。
 同連合会によると、意見書は13日付で道見氏の事務所に郵送。「国や道の政策によって多くのものを失わされてきた歴史」があると指摘し、現在のアイヌ民族政策の目的は「歴史的な経緯で生まれた格差をなくすこと」と説明している。連合会の菊地修二会長は「発言は残念。道議には歴史を知ってもらい、良き理解者となってほしい」と話す。
 鈴木知事に12日付の文書を送ったのは「平取アイヌ遺骨を考える会」共同代表の木村二三夫さん(71)。明治時代以降の国の政策で「アイヌは人為的に貧困にさせられた」とし、その経緯について「国民(道民)に明らかに」と訴えた。
 北海道アイヌ協会は、道議会などに歴史を正しく理解するよう申し入れることを検討しているという。
 道見氏は11月24日の道議会環境生活委員会でアイヌ民族政策に関し「アイヌの人々を甘やかしているのは、国であり、道であり、アイヌの人々自身ではないか」と発言。その後、「甘やかしている」の文言を「過保護にしている」と訂正した。(田鍋里奈)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/494681

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白蛇姫舞保存会に特別賞 道地域文化選奨 鹿追で活動半世紀

2020-12-23 | アイヌ民族関連
北海道新聞 12/22 21:09
 【鹿追】町の郷土芸能「白蛇姫舞(はくじゃひめまい)」の伝承活動に取り組む鹿追町白蛇姫舞保存会(野村和夫会長)が、本年度の北海道地域文化選奨特別賞を受賞した。半世紀近く地域に根ざした活動が評価され、関係者を喜ばせている。
 白蛇姫舞は、1972年に町商工会青年部が手製のヘビ人形で「白蛇姫祭り」を開いたのが始まり。73年に保存会が設立され、町内の20~50代の35人が中心となり伝承に努めている。
 恒例の白蛇姫まつりや、しかおい秋まつりで、「白蛇と女神のお告げで人々が湖のオショロコマで飢えをしのいだ」とのアイヌ民族の伝説を神秘的に演じ、町内外から多くの人が見学に訪れる。
 同賞は道が93年度に創設。地域に根ざした文化活動や文化支援活動を行っている個人や団体に贈られる。鹿追の団体が選ばれるのは初めて。「白蛇を手作りし、文化・観光資源として活動しているほか、町内の小中学生などの担い手育成にも積極的」と評価された。
 保存会の岡本紘一事務局長は「地域に貢献していると評価され、身に余る光栄。新型コロナウイルスの影響で今年は両まつりが中止となり活動ができなかったが、来年以降の励みにしたい」と喜んだ。(伊藤圭三)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/494638

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むしろ遅すぎた?インディアンス名称変更の判断

2020-12-23 | 先住民族関連
J SPORTS 2020/12/22 17:00
MLBクリーブランド球団が、1915年から使用しているそのニックネーム「インディアンス」を捨て去るという。これを「時代の流れ、仕方ない」と取るか「遅かった、なぜ今までできなかったのか」と捉えるべきか。
12月14日、ポール・ドーラン球団オーナーが発表した。「この名称はもう受け入れられるものではない」。
ニックネームの変更はもちろん前例がある。ニューヨーク・ヤンキースは1912年まではハイランダーズ(さらにその前は、ボルティモアに本拠地を置きオリオールズと名乗っていた)だったし、ヒューストン・アストロズは1962年に誕生した当初はコルト45s(コルトフォーティファイブス)だった。タンパベイ・レイズは1998年の創立以降2007年までデビルレイズだったことは比較的記憶に新しい。
クリーブランドの新ニックネームとしては、ファンの間からは以前の名称である「ナップス」(同球団のスーパースターであるナポレオン・ラジョイに因んでいた)や、19世紀にクリーブランドに存在した「スパイダーズ」(1899年に20勝134敗、勝率.130という凄まじい記録を残して解散している)を推す声も挙がっているが、球団側は「性急な判断は避けたい」とのことで、2021年シーズンは現状のまま戦うようだ。確かにニックネーム変更は、球場その他施設のサイネージュやユニフォームだけなく、販売グッズやソフトウエアに至るまでに大規模な変更作業を伴う。
もともとこの球団名には議論があり、一般的な白人層の先住民族への固定観念を誇張して描いたペットマークの「ワフー酋長」も昨年から使用されていない。
もちろん、この段階での変更発表の背景にはBlack Lives Matter(黒人の命を軽視するな)運動がある。今年5月のミネソタ州での白人警察官による黒人のジョージ・フロイド氏殺害をきっかけに、全米に蓄積する黒人差別への反感が一気に爆発したのだ。それにより、黒人だけでなく先住民族を含むマイノリティへの差別と彼らの人権が、一層大きな社会問題となった。
7月には、NFLのワシントン・レッドスキンズが球団名を変更することを発表。MLBクリーブランド球団とは異なり、新しいニックネームが正式に決まるまで「ワシントン・フットボールチーム」として戦っている。ちなみにレッドスキン(赤い肌)とは白人から見た先住民族の生物学的特徴だ。それこそ1953年のディズニーアニメ映画「ピーターパン」も、先住民族を赤い肌で羽飾りをまとい独特の踊りをする民族としてステレオタイプに描いている(その後、ディズニーはこれを不適切として謝罪している)。
インディアンスというニックネームは、前述のスパイダーズに在籍した先住民族選手に由来すると言われているが、前提として先住民族を勇猛果敢の象徴として捉える意識があり、ある意味戦う集団である野球チームにマッチするとして採用された側面は否定できないだろう。
しかし、先住民族をそう解釈すること自体が偏見であり、勇猛果敢の背後に「野蛮」のニュアンスも見て取れる。
前回の東京五輪の前年に生まれたぼくの場合、少年時代のアメリカ映画の代表的なカテゴリーのひとつが西部劇だった。しかし、それらはとうに映画ビジネスの表舞台からは消え去った。その主要な理由のひとつが、先住民族を派手な羽飾りと振り回す斧、「アワワワ」という意味不明な鬨の声に象徴される好戦的な悪役として描き出していたことだ。
そう考えると、西部劇がこの40〜50年前に一気に衰退したというのに、2020年までインディアンスという名称がナショナルパスタイム(国民的娯楽)であるMLBで平然と使用されていたことはある種の驚きでもある。
ESPNのジェフ・パッサン記者の記事によると、1970年代には全米の大学の運動部には少なくとも15の「インディアンス」が存在したようだ。アメリカでは日本とは異なり、大学の運動部は野球部であれフットボール部であれ同じニックネームを有する。USC(南カリフォルニア大学)はトロージャンズで、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)はブルーインズといった按配だ。
そして、スタンフォード大学やダートマス大学などの超名門校も運動部のニックネームとしてはインディアンスを採用していた。しかし、彼らは半世紀近くも前にそれを捨て去っている。アカデミックであるべき大学が、そもそも人種的偏見に満ちたニックネームを採用していること自体が彼らの理念と相反するからだ。
それらの事実を踏まえると、今回のMLBインディアンスの決断はむしろ遅すぎたというべきだろう。
人はだれしも、親しんだものが変わっていくことに抵抗を示すものだ。おそらく、クリーブランドの多くのファンがこの決断に大反対だろう。しかし、これで同球団が消滅するわけでも、その歴史が否定されるわけでもない。「火の玉投手」ボブ・フェラー(1962年殿堂入り)を輩出したことも、1990年代にジム・トーミやマニー・ラミレスらを擁し黄金時代を迎え、455試合連続でチケット完売となったことも語り継がれていくのだ。
今回のインディアンスの決断を踏まえた上で、同じく先住民族を念頭に置いたニックネームのアトランタ・ブレーブスは「名称変更はしない」とコメントしている。しかし、同球団への応援で定番の「トマホークチョップ」(ブレーブスのチャンスで、場内に流れる「インディアン」の襲来を思わせる音楽に乗って、観客が斧を振りかざすような連続アクションを取ること)は、来季予定通り観客を入れての開催が可能になるなら、その正当性が議論の対象になるだろうし、そうあるべきだ。文:豊浦彰太郎
https://news.goo.ne.jp/article/jsports/sports/jsports-2019031021966001.html

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