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ウポポイにふるさと納税自販機 施設内利用券を発行 白老

2025-01-24 | アイヌ民族関連

 

2025.01.23苫小牧民報

白老町で民族共生象徴空間(ウポポイ)を運営するアイヌ民族文化財団は25日、エントランス棟の一角に町へのふるさと納税の手続きができる自動販売機の運用を開始する。免許証などを自動販売機に読み取らせ、寄付金を支払うと、返礼品として寄付金額の3割に当たるチケットがその場で発行される。大黒克已副町長は「町とウポポイへの応援の輪が全国に広がれば」と積極的な利用が広がることを期待する。

 国土交通省が昨年3月に策定した「ウポポイ誘客促進戦略」に基づく町との地域連携の一環。

 利用者は、1万円から10万円まで九つの設定金額から、寄付金額をタッチパネルで選択し、住所、氏名の登録または運転免許証などの読み取りとクレジットカードでの支払いを行うと、返礼品として寄付金額の3割に当たる金額分の「ウポポイ施設内利用券」をその場で受け取ることができる。3割は法定上限として全国最大の返戻率で、返礼品をその場で渡す仕組みにしたことで実現した。税の控除に必要な書類は、後日郵送で届く。

 利用券はウポポイ入場券や園内レストラン、ショップでの買い物に使える。ふるさと納税ができる自販機の設置は、道内では3例目、都市公園法が定める全国17カ所の国営公園や公共空間では初めて。自販機を開発したグローキーアップ(東京)の鍵和田芳光社長によると、全国には道の駅や宿泊施設など約50カ所に70台ほどあるという。

 2024年度の町へのふるさと納税の寄付額は、約7万6000件、14億2000万円強(12月末時点)。過去最高額を更新した昨年度の約6万件、12億1400万円をすでに上回り、胆振管内でトップの苫小牧市に次ぐ額となる見通し。

 ウポポイの広報担当者は「先日、二十歳を祝う会をウポポイ内で開くなど、町とはさまざまな形で連携を進めている。今回の自販機設置を含め、今後もいろんな場面で連携していけたら」と話した。

https://hokkaido-nl.jp/article/36858

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