9月のマンドリン演奏会は満席で盛況のうちに終わった。
そのご褒美で9月後半に九州東部(主に大分県と宮崎県)の棚田を巡りました。
その報告です。
ここは大分県・日田市・鶴河内(つるがわち)・源栄町皿山です。
「小鹿田焼(おんたやき)の里」です。重要文化的景観の一つです。
皿山地区では、当地で採取される陶土を利用した小鹿田焼の生産が行われています。
周囲を山に囲まれています。
江戸時代の1705年に柳瀬三右衛門により開窯されました。
窯元が谷川の水を利用した唐臼(からうす)で土を砕き、
マキを使う登り窯で焼くという昔ながらの技法で作られる
素朴な焼き物の里として知られています。
小鹿田焼は川水を利用し、陶土の粉砕を行っています。
唐臼(からうす)は独特の音を奏でます。
杉材の貯蓄場です。
窯焼きの燃料には周辺で産出される日田杉が用いられています。
日田杉を2年間乾燥させた薪(まき)を燃料に、窯で焼きます。
一般庶民の台所用の雑器を主として造り始めたもので、
壷・甕・皿・茶碗等の類が陶工達の手練の技を技を以て、
今も盛んに作られています。