山形県の棚田の特徴のひとつは、収穫で刈り取った稲を杭掛けにすることで、
秋の風物詩になっている。
杭掛けとは、一本の稲杭と呼ばれる棒に、
円形に稲わらを掛けて自然乾燥させるものだ。
団子状になった稲杭が何十本も並んだ様は、
まるで人間が整列しているようでもある。
ここは山形県鶴岡市田麦俣七ツ滝です。
「兜造り多層民家」です。
田麦俣といえば多層民家が有名です。
養蚕に適したこの土地の代表的な家屋で、
外見的には一層に見えながら、
内部は三階にもなっている独特の形を持った民家だ。
三階部分は蚕の上蔟、物置として襲われていた。
現在田麦俣に現存する兜造り多層民家は、
県重要文化財に指定されている「旧遠藤家住宅」と2軒だけになってしまい、
大変貴重なものである。
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