8月上旬に中国地方(鳥取県、島根県、山口県)の棚田を巡った。
その報告です。
ここは島根県・浜田市・旭町来尾(くるお)です。
「来尾(森田屋)の棚田」です。屋号が付く珍しい棚田の名前です。
棚田枚数14枚、総面積0.45haの石積みの棚田です。
200年以上前に築かれた平行階段状の棚田は、今も営々と作付けが行われ、素晴らしい景観となっています。
「しまねの棚田カード」参加地区です。
「森田屋」は屋号です。
屋号とは、一門・一家の特徴を基に家に付けられる称号のことです。
江戸時代、武士以外の者が苗字を名乗ることが認められていなかったため、人口が増加するにつれ同地域内で同じ名を持つ者が増え、個人を特定・判別しにくくなった。
商人や農家が、集落内で取引あるいは日常生活に不便を生じたことから、家ごとに名称を付け、これを人別判別の材料として使うようになった。
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