5月下旬に福島県の棚田巡りをした。
その報告です。
ここは福島県・二本松市・二伊滝です。
「西谷(にしたに)棚田」です。 つなぐ棚田遺産です。
西谷棚田は、西谷棚田保全会が中心となり、棚田周辺の環境 保全活動や河津桜の維持管理活動を行っています。
更に、菜の花植栽 作業や冬には「ペットボトル」設置によるイルミネーションイベントが実施されています。
地域を通る「二合田用水」は、元禄時代に秀峰安達太良山の中腹から18kmにわたって引かれた水路で、
今でもかんがい用水として使われています。
安達太良山が見えます。
高村光太郎の詩集『智恵子抄』にも歌われている標高1700mの安達太良山は、日本百名山に選ばれています。
青い空が広がっていました。
智恵子は東京に空が無いといふ、
ほんとの空が見たいといふ。
私は驚いて空を見る。
桜若葉の間に在るのは、
切つても切れない
むかしなじみのきれいな空だ。
どんよりけむる地平のぼかしは
うすもも色の朝のしめりだ。
智恵子は遠くを見ながら言ふ。
阿多多羅山(あたたらやま)の山の上に
毎日出てゐる青い空が
智恵子のほんとの空だといふ。
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