今回の旅は、中国・雲南省の少数民族の村を訪ねる旅です。
そして、世界的に有名な元陽の棚田と、見渡す限りの羅平の菜
の花畑の旅です。
長い旅をお付き合いください。

「バ達の棚田」です。第2展望台です。
棚田を潤すには1億立方メートルの水が必要だそうです。

山の一番上には森があります。森の下の辺りに村があります。
その村の下に棚田が広がっています。

山の上にある森には、広葉樹が生い茂り地面には幾筋もの溝があり、
水が流れています。
「水の木」というブナの仲間が生えています。この木は保水力があるそうです。
そして、森は神の宿る所で、木を切ることを制限しています。

この辺りは
1年中よく霧が発生しますが、霧が発生すると森に霧がさえぎられ葉に当たり、
下へ落ちて清水となります。

谷底から温かい風が吹きあがると、棚田の水蒸気を含んで霧となり、
森の木に衝突して雨となって落ちます。
その水は、まず村の水路を流れ共同の洗い場へと注ぎ生活用水として使われます。