9月のマンドリン演奏会は満席で盛況のうちに終わった。
そのご褒美で9月後半に九州東部(主に大分県と宮崎県)の棚田を巡りました。
その報告です。

ここは大分県・宇佐市・院内町滝貞(たきさだ)です。
「両合棚田」です。棚田百選の一つです。
宇佐市院内町の東南部に滝貞と小平の集落があり、両集落の間を余川の支流
滝貞川が流れ、その両側の急斜面に棚田が広がっています。

棚田を流れる滝貞川には、石橋の「両合川橋」が架かり、
農小屋が、懐かしい日本の風景を思い出させます。
両合川橋は大正14年に吉村万太郎によって完成しました。
橋を挟んで東西に位置する集落が出会うことから、
名前が付けられたといわれています。
国の登録有形文化財です。

棚田の上部は耕作放棄の田圃も方々に見られた。
両合棚田は120枚の棚田で構成されて居るといわれていますが、年々衰退の一途を辿っているのは誰の目にも明らかです。
耕作放棄地に黒牛を飼っています。
この様な「厳しい棚田」もあります。