恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

歯切れの悪い語り口調

2005年06月03日 | 日記とか
今週最後の授業を2時間ほどやってまいりました。
体育祭も終わって授業が本格的に再開されたわけですが、
それに伴って授業の準備というのもなかなか大変なもんです。
歴史の流れを教えるというのは苦手なことでもないのでいいんですが、
その中でも特に経済の話なんかが出てくるとかなりきつくなってきます。
こんな時にやっぱり経済学部いっときゃよかったかなぁ、なんて思うわけで。
貨幣の質を落としてを大量に市場に出回らせると何で物価が高騰するのか、
とかそういう基本的なことがよくわかってない私は、説明に窮してしまいます。
なんかこう回りくどい言い方で曖昧にして終わらせてしまったのが今日の反省点。
つい数分前に知ったことを十年前から知っているように教える、
というのが教師の本当の姿なのかもしれませんが、
生徒もそれを見破れないほどバカじゃないですからね。
その辺のことに関してはしっかりと勉強、理解して真剣勝負で授業に臨まないと。

んで授業後。自分が授業を行うとき以外は基本的に次の授業準備をしていたり、
他の実習生が行なっている授業を見学していたりするのですが、
今日は週末ということで特に焦って準備することもなかったので、
校内をブラブラと歩きつつ、教室に溜まっている生徒とコミュニケーション。
私が担当している生徒達は3年生ということもあり、やはり気になるのは受験。
数年前は私も受験生だったので、その頃の勉強方法とか、しきりに質問されます。
しかし私は実習生という立場である以上、生徒には教師として接するわけで、
そんな人間が「学校の勉強は役に立たないから、予備校でやったほうがいいよ」
なんてことは間違っても言ってはいけないことになっているので、
回答する歯切れも悪くなってしまうわけですよ。嗚呼、言論統制。
実際問題として予備校の授業ってのは完全に受験対策をやってるので、
学校の勉強を土台にするよりも断然有利なんだろうと思いますが。
まぁ自分でも授業やっておいてこんなことを言ってしまうと元も子もないので、
そこら辺はうまい具合に流しておきましたが、なんとも複雑な気分です。

考えてみれば今の私も採用試験を控えた受験生。
恐懼謹言。
コメント
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