恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

球児の眼差し

2005年06月05日 | 恐懼とか
高校の野球部が練習試合をやるというので観戦してきました。
試合会場はうちからさほど離れていない高校のグラウンドで、
久しぶりに我が野球部の勇姿を目の当たりにしてきたわけです。
先日も話したように、かつて私も野球部に在籍したとはいえ、
指導者が変わっていたり野球の基本的な戦略が変わっていたり、
何となく私がいた頃の姿を留めていないことに悲嘆していたわけですが、
やはり試合用のユニフォームを着て獅子奮迅する選手を見ると、
少なからずあの頃の思い出をプレイバックしてしまうわけです。
普段はさほど高校野球に興味がない私ではありますが、
一つの白球を選手全員が追う姿を見ると私も熱い気持ちになります。
いやぁ、高校野球っていいものですねぇ。なんて改めて思ってみたり。

結局試合は接戦ながらも3-2で辛くも勝利したわけですが、
もはや野球に対して見る目がなくなってしまった私にも、
その試合内容が満足の行くものであったかといえば全然そんなことなく、
どちらかといえば突込みどころがいくつもあるような感じでした。
もともと私の高校も弱小校なのでハイレベルなものは求められませんが、
それでも要所要所で出る単純なミスっていうのは最低限やらないでほしい、
というのが一つの願いであったりするんですがね。
得点にしてもその多くが相手のミスによって得られたものだったりするので、
もし相手がもう少しレベルが上の相手だったら勝利はなかったはず。
そうでなくても今日の試合内容もどっちが勝手もおかしくない感じだったので。
まぁなんというか、自分がプレイしてないから偉そうなこといえますが、
自分が当事者でなく第三者的な視線を持っているからわかる、
っていうのはこういうことなんだろうなぁと実感しましたよ。
何かに煮詰まった時は何ごとにも依らず冷静になって視点を変えてみる、
っていうのも一つの手段なんだろうなぁ、と思いました。

試合後のミーティングでは監督、コーチ、顧問の教員がそれぞれ試合について、
良かったこと・悪かったこと・今後の課題なんかを話すわけですが、
それがどういうわけか巡り巡って私にもお願いします、ときたんです。
今日は観客よろしく気軽に観戦していたので、話す内容なんか考えてないのに。
それでも選手一同約30名は私にアドバイスを仰ぐべく熱い視線を送ります。
こんな状況で「あ、僕は別にいいですw」なんて言えないので、
なんだかまとまらない話をグダグダと続けてしまいましたよ。
嗚呼、ここでも歯切れの悪い語り口調が出てしまったなぁ。
それでも必死で私のアドバイスに目と耳を傾ける選手達には恐懼恐懼。
もっとこういう時に咄嗟に対応できる力も身につけなきゃなぁ、と。
なんにせよそういった意味で私も勉強になった一日でした。

試合後は時間も早かったのでバイクで湾岸を走ったりして程よく休日を漫喫。
明日からはまた学校で教鞭を振るう生活。
そろそろ体を壊さないか心配ですが、ま、頑張ろう。

恐懼謹言。
コメント (3)
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