恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

必要とされている

2005年06月16日 | 日記とか
教育実習でかれこれ三週間ほど御無沙汰していたバイト先に復帰。
かつてこれほどのブランクを経験したことがないので、
気分としては数年前のあの新人だった頃のような気分でございます。
カウンターの中に入ると散々見慣れたはずの光景であるはずなのに、
なぜか違和感を覚えてしまったのはやはり三週間という時の流れでしょうか。
とはいうものの、いざ勤務についてしまえば客は待ってくれません。
何となく鈍った感覚を徐々に慣らしつつ、次々に来る客を捌いていきます。
しかしまぁ誰かも言っていたらしいのですが、客に「いらっしゃいませ」
っていうのが何となく恥ずかしいような気分になってしまうんです。
これも一番最初に仕事をした時も似たような感覚がありましたが、
どうもこればっかりは抵抗があるというかなんというか。
まぁそんなこと言ってても30分もすれば元に戻ってしまいましたけどね。

それにしてもこの三週間、私が勤務に就けなかったことで店には迷惑かけました。
店の特質上、少人数で店を回すということもあって人手不足になるというのもありますが、
私のようにかれこれ数年も勤めていると否が応でもベテラン的な扱いになるわけで、
それなりに信頼を得ている立場であるという自負がないでもないのですが、
果たして自分は本当にここに必要な人間なのかとふと考える時があります。
別に自分がいなくても代わりの人なんていくらでもいる、って感じで。
それでも戻ってきた時に「待ってたよ」という声を聞くとお世辞でも嬉しいものです。
三週間も間を空けていたのに何の嫌味もなく迎えていただいたスタッフの皆様には、
なんとも恐懼に堪えざる思いでいっぱいでございます。
なんというか、たとえそれがどれだけ小さなコミュニティの中であっても、
自分が必要とされているという実感を得ることは本当に大事なんだと思いました。
まぁそれがお世辞であっても厄介払いされてないだけマシですな。

恐懼謹言。
コメント (2)
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