恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

教育実習の集大成

2005年06月13日 | 日記とか
ついにやって来ました、教育実習の集大成である研究授業。
さすがに昨日は夜遅くまでこれに向けて遅くまで準備をしていたわけなのですが、
これがなんと裏目に出てしまい、朝起きたら8時過ぎというとんでもない時間。
とりあえず8時半までに学校に行けばいいので、ダッシュで行けばなんと間に合う。
取るものもとりあえず、慌しく家を出て学校に向けてひたすらダッシュ。
これならギリギリ間に合うなぁと思いつつ、学校の手前まできた瞬間、
ふと何か忘れ物をしているような気がしてバッグの中を見ると、
今日のために用意した資料を入れたファイルがないことに気がつきます。
さすがに時間の制約はあろうと研究授業のことを考えると背に腹は代えられません。
したがって、ここは断腸の思いで再び自宅へ向けて猛ダッシュ。
汗だくになって家についたら時間はもう始業時間の8時30分。
1時間目から授業がなかったからいいもの、自らの不甲斐なさに意気消沈。
学校には約15分遅れで到着し、指導教員に平身低頭ひたすら謝ります。
軽く「タイムカードじゃなくてよかったね」と言われただけだったのでよかったですが、
ここはただとにかく恐懼に堪えざる思いでありました。

朝からボロボロになりつつも2時間目は研究授業前唯一の授業。
内容も研究授業と一緒なので、ここはある意味でリハーサルのような感じです。
この授業は多少の問題はあったものの、なんとか無事に終了させ、
次の時間は研究授業に向けてただひたすら準備する1時間。
4時間目の開始30分ほど前に大学から指導の教授も到着して、顔合わせをします。
普段大学で見る人間の顔を高校という異世界で見ると変な感じもしますが、
これもまた緊張させられる原因でもあります。
そしていよいよ運命の研究授業の時間となり、教室へ向かうと、
教室後方には約10個のパイプイスが並べられており、
ここにいろんな人が授業を見にくるのかと思うと、やっぱり緊張しますね。
んで、始業のチャイムが鳴ると同時に教室後方には大学の教授をはじめ、
高校の教員、実習生仲間が続々と着席し、普段よりも10人近く多い授業を開始。

授業の開始後しばらくは緊張が続きますが、いざ始めてしまえばこっちのもの。
それなりに用意した授業なだけに時間、内容ともほぼ予定通りに進行し、
解答を求めて指名した生徒が寝ていて起きなかったというアクシデントを除けば、
ほぼ順調に授業を展開していくことができました。
自分でいうのもなんですが、たぶん今までで一番満足の行く授業だったと思います。
生徒以外に多くの人が見守る中で大失敗しなくてよかったですよ。
授業後に教授や授業を見ていた教員の方から頂く講評も、概ね良好で一安心。
「それだけできるならぜひとも頑張って教師の道を目指してください」
なんて言われるとお世辞とわかっていてもうれしいものです。
朝の遅刻は今まで三週間の最大の汚点ではありますが、
研究授業に関して言えばそれなりに満足の行くものだったので、めでたしめでたし。

こうして私の授業は終わってしまったわけですが、実習は明日まで。
明日はもう生徒との思い出作りの一日にさせていただきますかね。
最初の一週間は過ぎ行くのが遅かったけど、最後の一週間はあっという間でした。
実習最後の一日を有終の美で飾ることができるのか。
授業は終わっても私に課された課題はいまだ終わらず、なのでした。

恐懼謹言。
コメント (3)
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