ウッドなベースのギター弾き

ウッドベースとギター使いのJAZZCATの、音楽どっぷりの雑話。プレイヤー受けを狙っている。

エレベの音づくり(偏見あり)

2005-10-15 10:40:42 | Weblog
オーソドックスなSwingJAZZの世界において、エレベをつかう意味。コンバスを持っていけない場合、たとえば雨天時、移動搬入が大変な場合、クルマがない場合、指を故障しているとき、コンバスを持っていない場合、といろいろ考えられるが、えてして他のメンバーからは「エーッ、今日はエレベなんだ・・・」とトーンが下がり気味に迎えられることも多い。でも実際問題、なかなかツライときもあるのよね。同業者ならわかるでしょう。じゃくやしいからとウッドと全く違うエレベのソリッドなトーンでアプローチすると、バンドカラーがガラッと変わってしまうのは明らか。ソレはソレで対応できるメンバーなら面白いんだが、ベースだけ浮いてしまうというのはよくある話し。
じゃやっぱりエレベをウッドの代用となるべく近いサウンドにする自分なりの方法論。
まず、フラットワウンド弦の使用ね。ワウンドより音が丸いので比較的簡単に出きる方法だな。ピッキングのポイントをネックよりにする。これもアタックが丸くなるし、簡単にできる。またウッドのようにアップライトポジションにちかい角度で(縦気味に)ボディを構えるというのもあり。ゲタオさんみたいにね。
ここからは独自のやりかた。
スポンジミュートをはさむ方法。600円くらいで市販されているギター用消音器をそのままブリッジ付近につけてみる。エレベのサスティンがそのブリッジとソリッドなボディゆえ、直線的な減衰カーブが多いのだが、この減衰カーブをイイ具合に変えることもできる。(昔のプレべジャズベなどはピックアップカバーのウラにあったんだけどね)音が残りすぎるホールでの演奏の場合でもこのギター用ミュートは使えるよ。
手のひらミュートで親指で弾くのも長い時間はつかれるしね。
そして、ブリッジそのものをプレスタイプの軽量タイプに載せ変えするのも効果が非常にある。
とにかくエレベはサスティンが伸びすぎのために他の楽器とアンサンブルしたときに低音部を濁らすもととなりうるので、ココをいかにコントロールできるかがツボかもしれないな。
と言うわけでキーボード的なベース音を出すエレベを除いてはなるべく軽量タイプのブリッジに改造してつかってます。
あっ、あと弦高はやはりソレなりにモチロン高めだね。