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この夏の旅立つ理由の一つ。
元々 ゴッホ は、私が好きな画家の一人でした。
今までも日本に作品が来た時には、可能な限り見てきたつもりです。
これはその時に、購入した ダイアリー です。
最終日に行ったせいか、安売りしていました。
そんな事もあり、一度は アルル を訪ねてみたいと思っていました。
ラテン好きの私は、どうしてもイタリアやスペインに行くことが多かった気がします。
その為、フランスは常に後回しになっていました。
しかし、もうそろそろ モンサンミシェル を見ておかないとって思い始めました。
でもまだこの時でも、行程はモンサンミシェルとマルタの予定でした。
しかし L . C . C を利用したり、帰りの乗り継ぎが多かったりで 行程の見直 を始めます。
その大きな要因は、2年連続の乗り継ぎの失敗にあります。
ましてや今度は、復路での乗継です。
5回乗り継いで戻ってくるのは、やはりどうかと思い始めました。
そう思っているときに、 MoMA で出逢ったこの一枚。
ゴッホ の ” 星月夜 ” です。
プロヴァンスにある、修道院の精神病院で療養中に、描かれた絵画です。
これを見たとき、 アルルへ行ってみよう って思い始めました。
彼が暮らした、黄色い街をみてみようと。
そのときから、少しずつ勉強を始めました。
生前には、ほとんど絵が売れなかったゴッホ。
弟に支えられながら、絵を描き続けたことが、ここに書かれています。
ゴーギャンと共にアルルで暮らし、その結果精神が病んでいったようです。
残念ながら、現在アルルにゴッホの絵は一枚もありません。
しかし、彼がモチーフとしたものが街中にあふれています。
” 夜のカフェテラス ”
黄色い壁が有名なこのお店も、アルルに現存しています。
日本の浮世絵に、影響を受けたと言われるゴッホ。
たとえ物価が高くても南仏に滞在するわけは、次の通りである。
日本の絵が大好きで、その影響を受け、それはすべての印象派画家たちにも共通なのに、
日本へ行こうとはしない。 - つまり、日本に似ている南仏に。
結論として、新しい芸術の将来は南仏にあるようだ。
( ゴッホの手紙 より )
彼が暮らした街を見に行く事、それがこの夏の 旅立つ理由 です。
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