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一度破壊された寺院です。
ですが、自然による破壊も進行しているようです。
この部分は、ガジュマルによる浸食を補強しながら防いでいるようです。
聖なる劔が発見された場所ですので、ここはこの国の歴史上重要な場所に感じます。
ですが、自然の力にはなかなか勝てない気もします。
私が訪れてからかなり時間が経っていますので、
修復や保全がもっと進んでいるかもしれません。
観光による収入は、修復などの財源に欠かせない気がします。
ですが、あまりに人が増えすぎるのも、保全面からするとマイナスなることも多い。
そのバランスが、難しい感じです。
手付かずの場所が、多い寺院です。
本堂は三重の周壁に囲まれています。
東西南北4つの参道がありますが、南北の参道は崩れて使用できないそうです。
それぞれにアンコールトムのような塔門が設けられていたそうですが、
入って来た東の部分以外は、崩れ落ちてしまっています。
内部に置かれた彫像です。
上部の壁に穴が開き、そこから光差し込んできています。
私が訪れた時には、修復を行っている感じではありませんでした。
遺跡は数多く点在しているので、なかなか難しいのかもしれません。
仏像も修復されているようです。
王が造った寺院ですので、やはり彫刻も細かなものが施されています。
かつてはこの寺院に、千人以上の僧侶が暮らしていたそうです。
今では全く、その面影は感じられません。
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