スターアライアンスNote

世界を旅するために働く、Architectによる旅日記

’13 冬 インドネシア 18

2014年04月28日 | ’13 インドネシア

 

 

 

全体に 9層 から構成されている寺院です。

 

その9層が、また3つで構成されていて、4:6:9 の比で作られています。

1段上がった方形壇は5層になっていて、それぞれ回廊式に回っていくことができます。

 

 

 

 

 

 

途中にあった石造です。

 

少しコミカルに、見えます。

マスコットにしてみては、いかがでしょうか。

 

 

 

 

 

 

4辺の中央には、それぞれ階段が設けられています。

 

一つ一つは、そんなに広くなく混雑しています。

ここは見やすいように、登りの階段と下りの階段とに、分けられていました。

 

 

 

 

 

 

また、フラットな部分に石像がありました。

 

上は、象でしょうか?

 

この辺りにも、象が生息していたのでしょうか。

アジアでは、宗教的な象徴によく用いられています。

 

 

 

 

 

 

回廊部分 です。

 

壁面には、レリーフが彫られています。

総延長は約5kmといわれ、時計回りに約1万人が、彫られているようです。

 

 

 

 

 

 

 この建物の正面は、東側にあたります。

東側の壁面の上部には、 仏像 が見えます。

 

” アクソビア ” という姿勢だそうです。

これは、 手のひらを下にして正直であること を表しています。

” 正直の姿勢 ” と言われる像は、東側に92体置かれているそうです。

 

四方に 92対ずつ仏像 が並びます。

方位によって、姿勢が違うそうです。

南側は ” 寛大 ” 、西側は ” 瞑想 ” 、北側は ” 悪を拒否する姿勢 ” になっています。

 

この4つが、悟りを開く為には、欠かせないことだそうです。

 

ガイドさんの案内を聞きながら、進んで行きます。

先程、ビデオでも見せていただいた、内容のようでした。

 

 

 

 

 

 

仏教説話に基づいた、1460面の浮彫彫刻です。

 

この中には、仏像の他動植物や伝説上の鳥獣なども見れるようです。

ユネスコの指導の下、1973年から10年かかって修復されたそうです。

その際、一旦ばらして一つ一つをナンバリングし管理されました。

 

総費用は、2,000万ドル を超え、日本も資金援助をしたそうです。

 

 

 

 

 

 

その甲斐あってか、綺麗な状態のものを見ることができます。

 

盗掘のせいなのか、残念ながら首から上が無い仏像もありました。

 

2006年には、ジャワ島中部地震。

 

2010年には火山灰による被害を受けているそうです。

 

2006年の地震が無ければ、もう少し早くに訪れるはずでした。

まだ修復されていないものも、道中結構見受けられました。

 

とりあえず、この中央の寺院は、ある程度の修復はなされているようでした。



post a comment