納得いかないままカウンターを離れます。
キャンセル待ちのカウンターに移動して手続きをしました。
72番と書いた用紙を渡されました。
こんなにいるの....
周りを見るとベンチにはたくさんの人が座っています。
まだ搭乗予定の時間の15分前ぐらいですが、さかんに呼び出しがかかっています。
フィリピン航空ってそんなに厳格にフライトしてるの?
って感じなのですけど。
やはり情報は前もって調べておかないといけません。
次のフライトまで3時間もあります。
この国内線用のフロアには何もありません。
カフェどころか自動販売機さえもみつかりません。
やることがないので、仕方なくDSでもやることにしました。
暇つぶしの為に持っているのですが、旅行中は他にすることが多くてやったことがほとんどありません。
すぐに飽きてしまい、ふと周りをみるとさっきから同行者の姿がみあたりません。
トイレにでも行ったんだろうと思っていましたが、それにしては長すぎます。
どうしたのかなって考えていると、空港係員が私のところにやってきました。
パスポートを広げて
「 これは、あなたのパスポートですね。 」
えっ...
『 なんであなたが持ってるの? 』
「 あなたの同行者から、ここにあなたがいるから呼んで来て欲しいと頼まれました。 」
訳が分からず聞いてみると、このターミナルの入り口部分にセキュリティーゲートがありました。
そこを通過する際には、搭乗券を見せないと入れてもらえません。
その時はチケットは私、パスポートは同行者が持っていました。
ですので、チケットを持たずに外に出てしまった為中に入れてもらえず困っていたそうです。
そこで、私のパスポートを見せて呼びによこしたようです。
なんとか再合流できました。
まだ少し時間があります。
一人でキャンセル待ちしている女性がいました。
彼女は2時間半の乗り継ぎだったそうですが、入国と移動に手間取り間に合わなかったそうです。
「 まだいいですよ、3時間なら。 私の次の便は明日の朝ですから。」
空港内で夜明かしするか、ホテルとるかの検討中なのだそうです。
先月で会社を辞めてフィリピンのイロイロ島に語学留学されるそうです。
彼女によると、この国の英語の学校は優秀なのだそうでそこで学ぶ為に来たそうです。
がんばってくださいって話をしてるとキャンセル待ちの呼び出しがかかりました。
カウンターまで行くとかなりの人がいます。
チケットの取れた人から順番に番号を呼ばれています。
なかなか呼ばれません。
だんだん不安になってきました。
こんなにいるのって感じです。
「 No.72! 」
やっと呼ばれました。
あわててカウンターへ行くと
「 Only One. 」
『 えっ... 1枚ですか? 二人なんですけど。 』
聞いてみても 「 これが最後の1枚です。 」
との回答です。
まいったなぁ。
どうしようか考えていると、69番の人が現れません。
しばらくして、
「 2人分用意できました。 」
と言ってくれました。
この国では、呼んだ時にすぐ来ないと飛ばされるようです。
なんとか2枚とれました。
あちらのカウンターで手配をするようにと言われ、移動しました。
結局追加で約10,000円ぐらいとられてしまいました。
普通に手配するより高かった。
高い勉強代です。
支払いをしているともうファイナルコールが入っています。
チェックインに並んでいると、もう私の名前が呼び出されています。
なんて気の短い国なんでしょう。
なんとか乗り込むと、最後列と最後列一つ前の3人掛けの真ん中のシートがお互いに割り振られていました。
本当に最後の2枚だったようです。
あぶなかった....
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