
聖家族贖罪教会
こういった名称が正式なようです。
サグラダ ・ ファミリア
こういった方が、ピンとくるかもしれません。
未完の聖堂でしたが、
2010年11月7日 教皇ベネディクト16世の手によりバシリカと認定 されました。
この当時もそうでしたが、現在もまだ建設中です。
この聖堂は、民間のカトリック団体 「 サン・ホセ協会 」 によって計画されました。
元々、すべて個人の寄付に依って建設される予定の教会だったようです。
初代の建築家は、 フランシスコ・ビリャール が無償で設計を引き受け、
1881年に着工 しています。
しかし、その後の意見の対立から翌年にビリャールは辞任。
その後を引き継いで、 2代目建築家に任命されたのが、当時は未だ無名だったガウディ です。
ガウディは完全に、設計を一から練り直したそうです。
その後、この特徴的な建築へと変化していきます。
これが、 完成予想図 です。
18本の塔 が建つ予定ですが、現在完成しているのは8本のみ。
真ん中の主塔など、10本はまだ姿すら見えません。
2つのファザード側に完成している塔は、全体の中では小さい部類に入ります。
こちら側が、主にガウディが手掛けたとされる ” 生誕のファザード ” です。
石の感じと言い、時代を感じさせる造りになっています。
ガウディ らしく直線がほとんどない、彫刻のような造形です。
着工から時間がたっていますので、 修復しながらの建築になっています。
観光客の増加や、技術の進歩により工事の進捗が目覚ましくなってきています。
一説によると、 ガウディの没後100年にあたる 2026年に完成 とも言われています。
元々のデザインや模型などは、戦争等で失われてしまっています。
残っている資料や、現存する聖堂のデザインなどから推測して工事は進められています。
CGやCADなどの進化により、ガウディが創りたかったものが解析されつつあるようです。
そんな機械などなかった時代に、創造できた ガウディ はやはり天才だったと言えるのでしょう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます