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一日で、2つの大きな遺跡を見るツアーです。
先に、少し距離のあるボロブドゥール近辺の遺跡を、見学してから移動するようです。
次の見学先へと、移動してきました。
サンビサリ寺院 です。
すり鉢状にくぼんだ中に、建っています。
ここは今までの遺跡と違い、ヒンドゥーの寺院のようです。
雨季のせいか、雨が激しく降っています。
ずっと降り続くことは無いのでしょうが、来た時期がやはり悪かったようです。
ここは、火山灰で埋まっていたのを、偶然農作業中に掘り出されたそうです。
それが 1966年、45年程前 のことだそうです。
シヴァリンガー です。
ヒンドゥーの神体です。
男根を表しているそうです。
ここにも、上がり口に像が置かれています。
先程の寺院とは、建物の形状が大きく違っている感じがします。
今までの少し丸くやさしい感じから、角ばった感じの外観です。
この国には、色々な神が祀られているようです。
建物の廻りに、回廊がついていました。
日本では、全く見ることのないヒンドゥーの建物です。
見学しているうちに、雨が少し納まってきたようです。
内部にある、シヴァリンガです。
廻りに見えるのは ヨーニ という女性器を象徴したものです。
ヒンドゥー教では、シヴァ神が女性と交わって生まれたのが、この世界ということになっています。
この状態は、性行を内部から見ていることになるそうです。
ガネーシャ と言われる神です。
シヴァの長男 と言われています。
ガネーシャとは、サンスクリット語で、 群衆の主 という意味だそうです。
四方それぞれにくぼみがあって、神が祀られています。
1カ所だけ、無い場所がありました。
発掘した時から無かったのか、まだ見つけられないのか?
廻りには、積み上げられた石材がたくさん積んでありました。
6m下に、埋もれていた遺跡。
10世紀頃におこった、ムラビ山の噴火による被害でそうなったそうです。
古マダラム王国は、この天災により、ジャワ島東部に都を移したそうです。
ひょっとすると、まだこの辺りには眠っている遺跡は、たくさんあるのかもしれません。
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