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最も美しいといわれる遺跡。
バンテアイ・スレイ
屋根部分は、アンコールワットと同様に須弥山のような形状になっています。
かなり細かな彫刻は、当時の工事としてはかなりの技術力に見えます。
石の文化の国ですので、技術力の高い石職人は権力の象徴だったのでしょう。
” 東洋のモナ・リザ ” と呼ばれる女神デヴァターです。
フランスの作家 アンドレ・マルローが、この彫刻を盗掘しようとし逮捕されています。
作品 ” 王道 ” はこの時の体験をもとに書かれたそうです。
仏像も見事ですが、廻りの彫刻も合わせて見事な感じです。
3つある祠堂の各壁面に2体ずつ仏像が彫られています。
合計24体のうち、女神デヴァターは左右の祠堂に合計16体彫られています。
中央の祠堂には、門衛神であるデヴァラパーラが4面に8体彫られているそうです。
立体的に彫られた仏像は、やはり美しく見えます。
遠いフランスから、盗みに来るぐらいですから。
事件当時はおそらくこんなに整備されていなかったはずです。
ジャングルの中から、仏像を盗み出すのにはかなりの量力が必要だったはずです。
ハリソン・フォードやアンジェリーナ・ジョリーのようには、
うまくいかなかったのではないでしょうか。
今まで見てきた遺跡と違い、コンパクトにまとまっている遺跡です。
赤い石をこれだけそろえるのは、大変だったはずです。
アンコール美術の至宝にある、” 東洋のモナ・リザ ” には、一見の価値ありです。
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