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修道院付属聖堂
奥行 70mのラテン十字型 になっています。
手前側がロマネスク様式の身廊、奥の部分がゴシック様式の内陣になっています。
一旦ここを抜けて、中庭の方へ進んでいきます。
50人の修道士や、多くの巡礼者を受け入れるためには、この規模の聖堂が必要だったそうです。
この岩山には元々平坦な場所が、あまりなかったようです。
ですので、下から層を重ねるように建設されていったそうです。
ここが ” 驚異 ” ラ ・ メルヴェイユ と言われる場所です。
修道院の居住部分です。
1212年着工。
16年の歳月をかけて。1228年位完成しています。
断崖に建つ場所での工事としては、異例の短期間で建設されました。
この地が、 フランス国王の巡礼地 だったことと、
工費が フィリップ2世の寄進 によったものだったからだそうです。
回廊部分にたつ2層の柱です。
内側と外側の柱を少しずらして配置することによって、光が軟らかく入ってきています。
この回廊は、修道士の瞑想の場所になっていました。
そのためこの光の効果が、瞑想を手助けしていたようです。
上部の アーチ状の装飾 です。
リスボンにある ジェロニモス修道院もこんな装飾が施されていました。
ここのものは植物の装飾のようです。
天井は木製のアーチで構成されています。
上部の荷重を、減らす効果があったようです。
この辺りも、円錐形の岩山に建っているため3層の構造になっています。
もう少し、他の部分を見てみたいと思います。
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