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世界を旅するために働く、Architectによる旅日記

かつて訪れた場所 エジプト 15

2017年07月07日 | OLD DAYS

 

 

女性唯一のファラオ、ハトシェプスト女王。

 

本来なら、王妃の谷に眠るはずでしたが、ファラオとして君臨したためか、

王家の谷に埋葬されていました。

その葬祭神殿を見学し、南に下がった場所に、巨大な2体の像がありました。

 

 

 

 

メヌノンの巨像

 

2体の座像は、新王国時代の王 アメンホプテ3世 のものです。

後の時代のプトレマイオス朝時代に、ギリシャ神話のメムノンのものとされ、

この呼び名が残っているそうです。

 

 

 

 

元々はこの2体の像の後ろに、アメンホテプ3世の葬祭神殿が建てられていました。

 

この2体の像は、ちょうど入り口部分の両脇に、建てられたいたそうです。

新王国時代の絶頂期に、建てられていますので、その大きさが見て取れます。

 

 

 

 

前に立っている人と比べると、その大きさが分かります。

 

ですが、第19王朝のファラオ メルエンプタハ によって、

石材利用の為に破壊され、メルエンプタハの葬祭神殿に、造り替えられたそうです。

 

さすがに、加工された巨像は利用価値が、なかったのでしょうか。

 

 

 

 

この巨像、以前は像が歌うといい、不思議がられていたそうです。

 

その要因は、夜明け前の激しい温度差の為に、

像の割れ目がきしむ音等ではないかと、言われています。

現在は、その後の補修工事により、歌わなくなったようです。

 

その不思議な歌声を、聞いてみたかった気がします。

 

 

 

 

ナイルには、こんな大きな観光船が行き交います。

 

ナイル殺人事件は、クルーズ船の中で、事件が発生します。

船での移動も、映画と同じようでいいのかもしれません。



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