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女性唯一のファラオ、ハトシェプスト女王。
本来なら、王妃の谷に眠るはずでしたが、ファラオとして君臨したためか、
王家の谷に埋葬されていました。
その葬祭神殿を見学し、南に下がった場所に、巨大な2体の像がありました。
メヌノンの巨像
2体の座像は、新王国時代の王 アメンホプテ3世 のものです。
後の時代のプトレマイオス朝時代に、ギリシャ神話のメムノンのものとされ、
この呼び名が残っているそうです。
元々はこの2体の像の後ろに、アメンホテプ3世の葬祭神殿が建てられていました。
この2体の像は、ちょうど入り口部分の両脇に、建てられたいたそうです。
新王国時代の絶頂期に、建てられていますので、その大きさが見て取れます。
前に立っている人と比べると、その大きさが分かります。
ですが、第19王朝のファラオ メルエンプタハ によって、
石材利用の為に破壊され、メルエンプタハの葬祭神殿に、造り替えられたそうです。
さすがに、加工された巨像は利用価値が、なかったのでしょうか。
この巨像、以前は像が歌うといい、不思議がられていたそうです。
その要因は、夜明け前の激しい温度差の為に、
像の割れ目がきしむ音等ではないかと、言われています。
現在は、その後の補修工事により、歌わなくなったようです。
その不思議な歌声を、聞いてみたかった気がします。
ナイルには、こんな大きな観光船が行き交います。
ナイル殺人事件は、クルーズ船の中で、事件が発生します。
船での移動も、映画と同じようでいいのかもしれません。
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