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中央サロンから、つながる階段です。
右に 胸像 を見ながら、登っていきます。
2種類の大理石のコントラストが、とても奇麗な階段です。
ステージになっている部分は、楽団席です。
細かな細工の手摺が、とても奇麗に見えます。
後ろに写る人の大きさから、天井の高さがうかがえます。
この見えていない部分から上の部分に、金で装飾された壁があり、
さらにその上がドームになっています。
楽団席の部分は、ちょうど踊り場部分にあたります。
楽団が入っている時には、上階からの移動は難しそうな気がします。
さらに階段を登ると、 居住空間 になります。
この部分の天井にも、装飾が施されています。
階段を上がった部分は、 リビング です。
ここには、 一際立派な暖炉 が設えてあります。
大理石の台の上には、モザイク画の嵌めこまれた額が見えます。
床の大理石は、市松模様に貼られています。
暖炉横にある、階段部分のとの間仕切り壁です。
ロートアイアンのパネル が嵌めこまれ、階段への明かり取りになっているようです。
居住部分も、共用部と変わらず豪華な仕上げになっています。
個人宅を設計する時には、共用部以外のプライベートゾーンのグレードを下げることがありますが、
ここではそういった事は、まったく感じられません。
リビングの吹抜に面した面です。
高い中央サロンの天井は、この部分よりもまだ高い部分にあります。
この吹抜を囲むように、各居室が配置されています。
リビングの奥は、グエルの妻 イサベル ・ ロペス の寝室です。
カテナリー曲線をもつ柱が、並んでいます。
奥の部分には、先ほどバルコニーから見えた、ブライドの付けられた窓があります。
イサベル ・ ロペス 愛用の椅子 の写真が貼られていました。
豪華な感じのシェーズ ・ ロングです。
グエルは、伯爵の娘として生まれた夫人との間に、10人の子供を儲けたそうです。
柱には、こんな細かな細工が施されています。
ガウディらしい、生物的なデザインになっています。
共用部よりむしろ、プライベートゾーンの方が手が込んでいる気がします。
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