スターアライアンスNote

世界を旅するために働く、Architectによる旅日記

’14 夏 カナリア諸島 51

2014年11月21日 | ’14 テネリフェ・バルセロナ

 

 

 

中央サロンから、つながる階段です。

 

右に 胸像 を見ながら、登っていきます。

2種類の大理石のコントラストが、とても奇麗な階段です。

 

 

 

 

 

 

ステージになっている部分は、楽団席です。

 

細かな細工の手摺が、とても奇麗に見えます。

後ろに写る人の大きさから、天井の高さがうかがえます。

この見えていない部分から上の部分に、金で装飾された壁があり、

さらにその上がドームになっています。

 

 

 

 

 

 

 

楽団席の部分は、ちょうど踊り場部分にあたります。

 楽団が入っている時には、上階からの移動は難しそうな気がします。

 

さらに階段を登ると、 居住空間 になります。

この部分の天井にも、装飾が施されています。

 

 

 

 

 

 

 

階段を上がった部分は、 リビング です。

 

ここには、 一際立派な暖炉 が設えてあります。

大理石の台の上には、モザイク画の嵌めこまれた額が見えます。

床の大理石は、市松模様に貼られています。

 

 

 

 

 

 

暖炉横にある、階段部分のとの間仕切り壁です。

 

ロートアイアンのパネル が嵌めこまれ、階段への明かり取りになっているようです。

居住部分も、共用部と変わらず豪華な仕上げになっています。


個人宅を設計する時には、共用部以外のプライベートゾーンのグレードを下げることがありますが、

ここではそういった事は、まったく感じられません。

 

 

 

 

 

 

リビングの吹抜に面した面です。

 

高い中央サロンの天井は、この部分よりもまだ高い部分にあります。

この吹抜を囲むように、各居室が配置されています。

 

 

 

 

 

 

リビングの奥は、グエルの妻 イサベル ・ ロペス の寝室です。

 

カテナリー曲線をもつ柱が、並んでいます。

奥の部分には、先ほどバルコニーから見えた、ブライドの付けられた窓があります。

 

 

 

 

 

 

イサベル ・ ロペス 愛用の椅子 の写真が貼られていました。

 

豪華な感じのシェーズ ・ ロングです。

グエルは、伯爵の娘として生まれた夫人との間に、10人の子供を儲けたそうです。

 

 

 

 

 

 

柱には、こんな細かな細工が施されています。

ガウディらしい、生物的なデザインになっています。

 

共用部よりむしろ、プライベートゾーンの方が手が込んでいる気がします。



post a comment