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巨木によって浸食された寺院。
生命力が強いといわれるガジュマルは、両手一杯の土があれば、
どこにでも根を下ろすことができるそうです。
熱帯の日を浴びて、まだまだ成長していきそうな大木です。
寺院の内部に入ってきました。
回廊部分もこんな感じに飲み込まれています。
樹木の重みによって回廊の屋根の部分が、押しつぶされているように見えます。
現在、この寺院の修復については、意見が分かれているようです。
樹木による浸食を止めるという意見と、
樹木によって寺院が支えられているのではないか、という意見に分かれて、
ユネスコでも保存について検討されたそうです。
ですが、結果自然の力との共存といった形で、このまま保存が進められるようです。
生き物のようになった根の部分です。
人の大きさと比べると、大きさが分かります。
この部分は、1868年のフランス軍の調査時に、大蛇と見間違えてしまったそうです。
本当に、生きている蛇のように見えます。
ガジュマルの根ですので、生きているのですが....
建物と一体化しているように見えます。
こういった部分を見ると、確かに除去して修復するのはためらわれる気がします。
スケール感が分かりにくいですが、下の開口部分は高さが2m程あります。
地表に降ろした根は、どれくらいの深さ根を張っているのでしょうか。
寺院の奥の部分です。
左手の崩れている部分は、修復中のようです。
人の大きさから、木々の大きさが分かります。
これほどまでに成長したガジュマルを除去すると、建物も崩れてしまいそうな感じです。
私にはこの遺跡は、自然との共存がいい様に見えました。
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