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河原から上がってきました。
もう一つの橋へと向かいます。
当然ですが、時代の古い橋になります。
1688年、江戸時代の元禄の時代には存在していたといわれています。
漁火に かじかや波の 下むせび
と詠まれた芭蕉の句が書かれています。
もう一つの橋、こおろぎ橋。
風情のある名前が付けられています。
あやとりとこおろぎ。
ふたつはつながらない感じではありますが。
現在の橋は、4代目と言われています。
江戸時代に最初の橋が架けられました。
その後1941年に現在のような、総檜のものに架け替えられました。
1990年にほぼ同じ形状で、3代目の橋が架けられました。
ここにも芭蕉の句が刻まれています。
山中や 菊は手折らじ 湯の匂ひ
重陽の節句の際に、湯に菊を浮かべるといった風習があったそうです。
今まで考えたこともなかったのですが、
温泉街で暮らすのもいいかもしれません。
4代目の橋です。
2019年の10月に竣工しています。
まだ1年経っていませんので、新しく見えます。
車が通行可能な橋です。
名前の由来は、落ちると危険なことから、
” 行路危 ” がからとられたといわれていました。
他にもこおろぎが、ここで秋によく鳴くことから名付けられた説。
しかし最近では、” 清ら木 ” から転じたとも言われています。
大聖寺川です。
鶴仙郷にかかる二つの橋。
あやとり橋とこおろぎ橋。
まったく違う形の2つの橋を渡ってきました。
川のせせらぎを聞きながら遊歩道を歩いていました。
この散歩には、一見の価値がありました。
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