スターアライアンスNote

世界を旅するために働く、Architectによる旅日記

’15 冬 インド 48

2015年05月30日 | ’15 インド

 

 

 

シティ ・ パレス を見てきました。

 

その宮殿の横に、今回の ” 旅立つ理由 ” の一つがあります。

この場所も、また人から教わった場所です。

 

 

 

 

 

 

先程の宮殿が、見えています。

 

ジャンタル ・ マンタル

 

世界遺産 です。

 

1734年に、天文学者でもあった ジャイ ・ スィン2世 によって、

建設された天文観測所です。

 

 

 

 

 

 

ここは、以前知人から見せられた写真で知りました。

 

その人が実際に行ったのは、デリーにあるもう少し規模の小さなものでした。

しかしその写真は、私の心に響くものでした。

幾何学的な造形をした観測機器に、何故か惹かれてしまいました。

 

ですので、ジャイプルでは絶対に見ておこうと決めていました。

 

これは、ウンナターンシャ ・ ヤントラ という星の位置を図る観測儀だそうです。

 

 

 

 

 

 

クラーンティ ・ ウリッタ ・ ヤントラ

 

これは、天体の緯度や経度を図る観測儀です。

ペルシャやヨーロッパの書物を集め、サマルカンドにあった天文台を参考に造られたそうです。

 

最初にデリーに造られ、その後ここに2つ目になる、最大の天文台が建設されました。

現存しないものを含め、合計5か所に造られました。

 

 

 

 

 

 

ヤントラ ・ ラージ

 

高度を図ることによって、天体の位置などを図る観測儀の様です。

日食や月食の時期などが、この機器によってわかったそうです。

 

 

 

 

 

 

ナリ ・ ヴァラヤ ・ ヤントラ

 

日時計の変形といったところでしょうか?

この観測儀では、春分、夏至、秋分、冬至の時期が計れたそうです。

 

 

 

 

 

 

ラグ ・ サムラート ・ ヤントラ

 

滑り台のような形状しています。

20秒単位で、時間が測れる正確な日時計です。

当時は、場所ごとに定めた標準時間で、暮らしていたそうです。

 

マヤにも古くから、確な時の流れを把握していた民族がありました。

時間を管理する事の大切さは、今も昔も変わらないのかもしれません。



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