スターアライアンスNote

世界を旅するために働く、Architectによる旅日記

’15 冬 インド 32

2015年04月09日 | ’15 インド

 

 

 

ハース ・ マハル と呼ばれる神殿 と、そこに併設された中庭です。

 

回廊部分は、ぐるっと回る事ができます。

その途中に、先ほど見た 白大理石のチャトリ がありました。

 

入口には、履物を管理ているとおぼしき女性が、 チップ を要求してきます。

これから後は、こういった光景を、たくさん見かけることになっていきます。

 

 

 

 

 

 

回廊部分 を、一廻りしてきました。

 

アーチと柱の連続した空間は、欧州らしくもあります。

但し、彫り込まれたものが、イスラムと融合されたもののように感じられます。

 

この辺りを見ていると、インド = 仏教やヒンドゥー教 とは考えにくい気がします。

 

 

 

 

 

 

仏教発祥の国 ではありますが、中世にイスラム教徒によって弾圧をされました。

 

一時期、インド国内では、仏教は壊滅的だったそうです。

 

1950年代に、インド仏教の復興運動がおこり、現代では人口の約1%弱まで、

仏教徒が増えたそうです。

 

それでも、1%に満たないのが不思議な気がします。

 

 

 

 

 

 

寝殿前のアングリー庭園を抜けてくると、公謁殿へと出てきます。

 

三廊式のこの建物も、シャー ・ ジャハーン によって木造から大理石の建物に建て替えられました。

 

この公謁殿の後ろの部分が、先ほど一部見ることができたチャトリーから、

つながる 内謁殿 になっているようです。

 

 

 

 

 

 

建物の大きさのせいなのか、市民に見せる場所のせいなのか、

ここの方が柱の大きさや、アーチ部分の装飾等は、かなり豪華に見えます。

 

9つのアーチが並んでいます。

 

遠くに写る人の大きさと比べると、この建物の高さがわかります。

 

 

 

 

 

 

ホールの中央部奥に、こんな場所がありました。

 

奥に白い扉が、見えています。

ここが、皇帝と市民が謁見する場所だったのでしょう。

 

ホール部分からは、一段高い場所になっています。

 

 

 

 

 

 

公謁殿前にも、大きな広場が造られています。

廻りは赤い城壁で囲まれ、大きな門も見えます。

 

門の奥に見ええる建物は、真珠モスクと呼ばれる建物です。

 

 

 

 

 

 

大きな門と門をつなぐ様に、広場の中央には通路が造られています。

 

広場の中央には、こんな オブジェ が置かれていました。

民族衣装を着ている女性が、記念撮影をしているようでした。

 

 

 

 

 

 

公謁殿の全景 です。

 

一段上がった部分に造られた建物は、かなりの大きさです。

雨が少ないせいか、屋根部分に関する認識は、少し日本とは違うようです。

 

一段高い部分に上がれる人は、まだいいのかもしれません。

ここからですと、何が行われているのかは、まったくわからないような感じです。

 

皇帝とは、そんな遠い存在だった様な気がします。



post a comment