スターアライアンスNote

世界を旅するために働く、Architectによる旅日記

’11 夏 トルコ 78

2011年11月20日 | ’11 トルコ

 

 

ヴァレンス水道橋

 

ローマ帝国時代 の水道橋です。

旧市街のほぼ中央部、ファーティフの丘とエミノニュの丘の間にかけられています。

北西郊外の森にある水源から、水を運んでいるそうです。

昨日見た旧市街東部のスルタンアフメト地区にある地下貯水池へと中継しています。

 

現存するのは800mほどだそうです。

 

 

 

 

 

 

このローマ水道を、見てみたかったのです。

 

ここのものは、かなり保存状態がいい方だと思います。

直行するように、大通りが走っています。

 

こういうカットを以前何かで見たことがありました。

 

記憶の中の風景

 

そういった場所です。

 

 

 

 

 

 

傍まで来ると、やはり時代を感じます。

 

イスタンブルの前身となるコンスタンティノポリスを建設した、

ローマ皇帝コンスタンティヌス1世 によって建設が始められたそうです。

その後 ウァレンス帝がコンスタンティノポリスを統治していた378年に完成 しました。

完成時の皇帝の名をとって英語では 

Valens  Aqueduct ( ヴァレンス水道橋 ) と呼ばれているそうです。

しかし現地トルコでは Bozdoğan  Kemeri ( 灰色の鷹のアーチ橋 ) 

という通称で呼ばれることが多いようです。

東ローマ帝国を経てオスマン帝国時代まで水を届けつづけ、

最後の補修は1697年に行われているそうです。

 

こんなところを幹線が走っていたら、事故とかないのでしょうか?

遺跡に車をぶつけたら、大変だと思います。

 

 

 

 

 

 

傍には、 大きなモスクや公園 がありました。

 

公園ではたくさんのおじいさんが、ベンチに座っていました。

何もせずに、ただ皆さんで会話をしているように見えました。

 

この国に来て、何もせずにたむろしているおじいさんをよく見かけます。

 

ここでは、 女性の方が働き者 なのでしょう。

 

 

 

 

 

 

公園を抜けて、隣のモスクを見てみようと思いました。

 

奇麗な庭に囲まれています。

対角線上に通路が走っていました。

 

 

 

 

 

 

前庭へと入ってきました。

 

静かな空間です。

何人かの人が、泉のところに体を清めていました。

 

 

 

 

 

 

奥の部分では 授業 を行っていました。

 

イスラム教のせいなのでしょうか、基本的に男の子と女の子に分かれて座っています。

半戸外の教室 もなかなか趣があるように感じました。

 

 

 

 

 

 

奇麗な天井面が広がっていました。

 

しかしよく見るとここのものは、 タイルなどの装飾ではなく描かれていました。

そう思って見ると、残念ながら少し軽い感じに見えました。

 

 

 

 

 

 

他のモスクと共通したように、窓が多い気がします。

 

明るい空間になっています。

壁にもたれて座っている人を見ると、お祈りしているのか、休憩しているのかが見分けが付きません。

 

明らかに私は、暑いので休憩しているのですけどね....



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