20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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『パンダの手には、かくされたひみつがあった!』(山本省三著 くもん出版刊)

2009年06月02日 | Weblog
 作家の友人、山本省三さんの『動物ふしぎ発見』シリーズは、とてもおもしろいご本です。
 いままで知らなかった動物の意外な一面を紹介してくださっているのですから。
 目から鱗のおちる驚きです。
 
 たとえば『パンダの手にはかくされたひみつがあった!』では、パンダは五本の指のほかに、二本のにせの指を持っていて、その隙間に竹を通し、手首を深く曲げ、てのひらの筋肉で竹を包み込むようにつかむとか。
 すごくおもしろい発見を紹介しています。
 パンダが七本もの指を持っていたなんて、驚きでした。
 他にも『ゾウの長い鼻には、おどろきのわけがある!』や、『すごい目玉をもったアザラシがいる!』や、『ペンギンの体に、飛ぶしくみを見つけtた!』、『アリクイの口のなぞが、ついにとけた!』など、驚きに満ちた動物情報が、ここには書かれています。
 
 山本省三さんの発想には、いつも驚かされます。
 山本省三さんという作家ご自身の生き方そのもののが、いつも感心するくらいしなやかで、やさしくて、豊かです。
 そんな生き方から、こうした発想が生まれてくるのでしょう。

 娘夫婦の、生後8ヶ月の男の子にも、いつもたくさんの赤ちゃん絵本をご恵贈いただきます。
 そのどんな絵本を読みがたりしてあげても、彼は「キャッキャ」と飛び上がって喜びます。
『はちみつぼうや』(メイト刊)も『てっきょうてっちゃんでんしゃなにかな?』(くもん出版刊)も、『トンネルねるくんくるまなにかな?』(くもん出版刊)も、「読んで読んで」と絵本を抱え、「もっと、もっと」と要求してくるくらい、だ~いすきです。
 読み語りをしていると、山本省三さんの、人気の理由がよくわかるような気がします。
コメント
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