20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
毎日更新。児童文学情報・日々の暮らし・超高層からの眺望などニュース満載。

『ピンポン空へ』(工藤純子著・ポプラ社刊)

2009年06月27日 | Weblog
 工藤純子さんの『ピンポン』シリーズ(全三巻)が完結しました。
 最終刊は『ピンポン空へ』
 
 お魚屋さんの娘であり、卓球道場のエースである「シーラ」
 動体視力バツグンで、卓球の才能は凡庸。けれど努力家の主人公「若菜」
「若菜」とひそかに思いを寄せ合っている「太一」
 卓球道場の主「モモばあ」
 第一刊から、登場人物のキャラがばんばんたっていて、「ピンポン」を通していろんな発見のある、おもしろいスポーツ物語でした。
 
 さてラスト。物語はどこへ着地していくのでしょう?
 そんな興味を抱きながら読み進めていたら、ふと卓球の「福原愛ちゃん」を思い出してしまいました。
 目的達成のための努力は、それを成し遂げるプロセスで子どもたちを確実に成長させていく・・・。
 そんなことを考えながら。

 しかし道は平坦ではありません。何事も制するのは容易なことではないのですから。
 フレーフレーシーラちゃん。フレーフレー若菜ちゃん!
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする