20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
毎日更新。児童文学情報・日々の暮らし・超高層からの眺望などニュース満載。

休日のランチ

2011年03月07日 | Weblog
            

 写真は日本橋高島屋です。
 中二階から下を見下ろしながら、夫がつぶやきました。
「子どもの頃、たまに高島屋につれてきてもらうと、すごいところだな、といつも胸を躍らせたものだ」
 新宿の牛込で育った夫が、そんなことを言うので、びっくり。
「秩父生まれの私がそう言うのなら、説得力があるけれど、東京生まれのあなたが、そんなことを言うなんて、リアリティがない気がするわ」と、私。
「昔の牛込は、田舎っぽかったんだよ」と、夫。
 昔の、その時代のなごりを残しているのが、写真うしろのアール・デコ風の照明。

 私はといえば、夏休みにデパートで食べさせてもらった、銀のカップに入ったウエハース付きのアイスクリームのことだけしか思い出せません。 
 東京があまりにも非日常だったので、こうした建物や細部のディテールに感動する余裕すらなかったのかも知れません。

 さて、昨日の休日は、夫がたまに行きたがる、高島屋の数件日本橋寄りにあるカフェで、セサミのホットサンドイッチでランチを。
 夫はここのカフェがすごくお気に入りで、ときどき「今日はあそこのホットサンドでランチにしよう」と言います。
 10年ほど前、夫はアメリカに赴任していたので、「なつかしさ?」と思いきや、
「アメリカのカフェは、こういう雰囲気じゃないな」と。
 結局ただの、おいしいパン好き。
 でもテーブルの横では、外人が英語で語らっています。
 その会話に耳をすましながら、春キャベツとベーコンのホットサンドイッチにかぶりつきます。
 なんとものどかな、休日のランチでした。
           
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする