今朝は、大震災以来はじめてニュース・報道以外の番組を見ました。
教育テレビの、日曜美術館です。
今日の日曜美術館の特集は、過日こちらでご紹介した中川一政。
97年の生涯、独学で絵の道を突き進んだ中川一政の手がけた仕事は、油彩画、日本画、小説の挿絵・装丁、書など多岐を極めています。
それらは、なんど見ても圧倒されます。
ゲストの辺見じゅんの話もおもしろかったです。
70数歳のころ、スランプに陥り、そこから再生していく様子などは感動的でした。
ちなみに、父方の祖父が中川一政。母方の祖父が演出家の千田是也。
夫が舞台演出家の気鋭・栗山民也というのが、女優の中川安奈さんです。
彼女は家の娘の中学・高校の先輩ですが、『魔女の・・・』の作家Kさんのお嬢さんと中川安奈が友人とかで、あるパーティで彼女とご一緒にいらしたのをお見かけしたことがあります。
「あ、中川一政のお孫さん!」と、そのときも頭に浮かんだのは中川一政のこと。
おちゃめで、チャーミングな中川一政が、どんなおじいさまだったのか、うかがってみたかったなと、いまでもあのときのことを悔やんでおります。
写真は、中川一政作の黒茶碗「武蔵坊」です。NHKのサイトからお借りしました。