雪も溶けた公園の水辺に、またカワセミがやってきています。
(写真、上にいるのがカワセミです。漢字で書くと「翡翠」と書きます。それくらい背中が翡翠のようにうつくしい鳥です)
そこを通りかかると、三脚を立てたカメラマンたちが、レンズを構えています。
カメラマンたちが、のんびりお喋りをしているときは、気まぐれなカワセミがどこかに遊びに行っていてお留守のときです。
昨日も、カメラマンたちの視線が水辺に・・・。
「いるな」と思って、私もカメラを構えました。
ところが、毎年好んで止まっていた枯木ではなく、もっと近くの小枝だったり、椿の花のそばだったり・・・。
「カワセミの玉座」と、密かに私が名付けていた古木ではないところに止まっています。
不思議に思い、勇気を出して、近くのカメラマンの方に訊ねてみました。
「あのカワセミは、いつものカワセミではないのでしょうか? 止まっている場所が違うようですが・・」
「いや、だんだん人間慣れしてきて、へっちゃらで近くにくるようになったんですよ」と。
水鳥や鳩と一緒です。
こうした都会の公園では、いつの間にか鳥たちも人間と共存していく方法を見つけていくようで、なんだか複雑な思いのした冬の昼下がりでした。
それにしても、風が冷たいです。