20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
毎日更新。児童文学情報・日々の暮らし・超高層からの眺望などニュース満載。

如月

2016年02月01日 | Weblog

            

 願はくは 花のもとにて 春死なん その如月(きさらぎ)の 望月のころ

 

 西行の、有名な歌です。

 旧暦の如月(二月)は、今の三月なかば頃の、花の咲く季節だったようです。

 その歌で、西行は、旧暦の2月15日頃、花の咲く下で死にたいと歌っていますが、その2月15日はお釈迦さまの命日。涅槃会です。

 実際に、西行が亡くなったのは、それから十数年後の、2月16日。

 涅槃会の1日あとだったそうです。

 

 今日から、その二月。

 きさらぎです。うつくしいひびきの言葉です。

 立春もすぐそこです。

 けれど春とは名ばかり。

 まだまだ厳しい寒さが続いています。

 でも、こんなステキなチューリップを見ると、元気が出てきます。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする