先日の、○くんと☆ちゃんからのチャットで、○くんが突然、こう言いました。
「今日、音楽の時間「つばさをください」って、歌を習ったんだ。すごくいい歌で、ぼく、感動しちゃった!」と。
「ここが好きなんだよね。聞いてて」
そして○くんは手を広げ、空に向かうようにして歌い出しました。
「この大空につばさを広げ、飛んで行きたいよ。悲しみのない自由な空へ、つばさはためかせ、ゆきたい~」
「つばさをください」は、私たちが若かりし頃、フォークソングブームの中で、「赤い鳥」が歌って大ヒットした曲です。
それが、教科書などに載り、長い年代を経て、こうして未だに歌い継がれているのです。
そして、7歳児がその歌詞に感動している!!
言葉の力、音楽の力のすごさに、こちらが感動しました。
妹も、いつ覚えたのか、伸びやかに大空に手を突き出して、一緒に歌っています。
次の瞬間、私の脳裏に、先日の大阪でのニュースが、頭をよぎりました。
テレビで「空を飛べるアニメを見ていた、7歳の女の子が、突然ベランダに飛び出すと、40階の自宅から飛び降りた」
今、子どもたちは高さに対する恐怖心がないそうです。
「高所平気症」と言われているそうです。
そんな心配をするのは、娘夫婦一家はいま、30階に住んでいるからです。
その話をしたら、「大丈夫だよ、ベランダから下を見ると、チンチンのあたりがキュッとなるから」と(笑)。
そして、妹と肩を組み、こちらに向かうと、体を左右に揺らせながら、リズムをつけて歌い出しました。
「兄妹、兄妹~。ぼくら、高所恐怖症~♪」
思わず、大爆笑。
「恐れ入りました!」
笑いながら私は、○くんに平伏しました。